野村総合研究所(NRI)は2024年12月2日、「AWS Outposts」をユーザー企業のデータセンターに設置し、NRI独自の機能を追加して運用を代行するマネージドサービスを同年11月に提供開始したと発表した。ユーザーは、自社の管理下でデータを保護しながら、AWSのクラウド機能を利用可能である。
野村総合研究所(NRI)は、AWSと同等のクラウド環境をオンプレミスに設置できるラック型システム「AWS Outposts」をユーザー企業のデータセンターに設置し、NRI独自の機能を追加して運用を代行するマネージドサービスを2024年11月より提供している(図1)。
図1:AWS Outpostsをマネージド型で提供するサービスの概要(出典:野村総合研究所)拡大画像表示
ユーザー企業のデータセンターやサーバールーム、ユーザーが契約するデータセンターなどのオンプレミス環境にAWS Outpostsを設置・運用する。データの置き場所が明確になるため、自社の管理下でデータを保護しながら、AWSのクラウド機能を利用可能である。
セキュリティ対策、システム監視、障害対応などをマネージドサービスとして包括的に提供する。また、AWS Outposts上にシステムを構築するための環境設定やセキュリティ対策などを標準化したテンプレートも提供する。
導入したAWS Outpostsは、ネットワークやサーバーリソースの論理分割により、複数システムで共同利用可能である。システムごとにAWS Outpostsを用意する必要はない。
野村総合研究所 / AWS Outposts / マネージドサービス / AWS / オンプレミス
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