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ニューロベイス、生成AIにより対話型でコードを生成するノーコード開発ツール「Jeliq」β版

2024年12月10日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ニューロベイスは2024年12月10日、ノーコード開発ツール「Jeliq(ジェリック)」β版を提供開始した。生成AIを活用し、日本語や英語などの自然言語を使って対話型でアプリケーションを設計・開発できる。プロトタイプ開発用途で検証を進め、ユーザーからのフィードバックを得ながら順次適用範囲を広げる。

 ニューロベイスの「Jeliq(ジェリック)」は、対話型のコード作成に対応したノーコード開発ツールである。GUIによる一般的なノーコード開発に加え、生成AIを活用し、日本語や英語などの自然言語を使って対話型でアプリケーションを設計・開発できる「プロンプトウィザード」を備える(画面1)。

画面1:日本語や英語などの自然言語を使って対話的にアプリケーションを設計・開発可能なインタフェース「プロンプトウィザード」の画面(出典:ニューロベイス)
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 前身の「Jenify.ai」は、2024年3月からαテストを実施してきた。今回、より多くの開発者に体験してもらうため、β版として一般提供を開始した(関連記事生成AIを用いて対話型でコードを生成するノーコード開発ツール「Jenify.ai」─ニューロベイス)。

 β版の提供にあたり、最大3つまでのプロジェクトを開発可能な無料プラン「スターター」を提供する。コード生成用の大規模言語モデル(LLM)として、OpenAI GPT-4oとo1-miniを利用する。AIモデル使用のクレジットを初回にかぎり一定量付与する。近日中に、「プロ」と「エンタープライズ」の2つの有料プランを提供する。

 Jeliqのプロンプトウィザードは、対話形式でユーザーの要求を伝える概要プロンプトエリアと、AIが生成した基本設計を確認・修正するための詳細プロンプトエリアに分かれている。ユーザーは、これらのエリアを行き来しながらアプリを設計する。

 完成した詳細プロンプトに沿って、生成AIがフロントエンドとバックエンドのコードを生成し、アプリケーションを構築する。生成AIが出力するコードは、静的型付け言語であるTypeScript形式のReact/ReactNativeコンポーネントや構成ファイルなど。ビルド時にデータ型の整合性をチェックし、エラーが見つかった場合はコードを自動修正する。

 ユーザーは1つのアプリケーションを自然言語とGUIの両方を同時に使って開発可能である。生成AIは、ユーザーがGUIを使って変更した内容を言語化して詳細プロンプトに反映する。どちらの開発方法でも、最新の仕様を反映した詳細プロンプトが維持される。

 Gitリポジトリによるバージョン管理機能を備える。詳細プロンプトの変更差分と、生成AIが出力したプログラムコードの変更差分の両方を、変更のたびにバージョンとして記録する。いつ、だれが、どのような変更を加えたのかをバージョンごとに記録し、トレーサビリティを担保する。過去のバージョンに戻したり、派生バージョンを作成したりできる。

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ニューロベイス / 生成AI / ローコード

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