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ハンモック、AI-OCRサービス「DX OCR」新版、外部マスターを参照してデータを補完

電帳法に準拠したファイル名を自動付与

2024年12月26日(木)IT Leaders編集部、日川 佳三

ハンモックは2024年12月26日、AI-OCRクラウドサービス「DX OCR」をバージョンアップしたと発表した。新版では、外部のマスターデータを参照してデータを補完する機能を追加した。また、OCR読み取り結果からファイル名付与/フォルダ振り分けが可能になり、電子帳簿保存法が定める検索機能を確保した。料金(税別)は月額3万円から。

 ハンモックの「DX OCR」は、事前の帳票設計が不要なAI-OCRクラウドサービスである。価格(税別)は月額3万円から。

 新版では、注文処理時に、外部のマスターデータを参照してデータを補完する機能を追加した。商品名や会社名などの特定の文字列を業務システムが求める正規コードに置換・追加する。手動での修正・追加作業を減らして、注文処理の業務効率を高めるとしている(図1)。

 「注文書の情報は、常に正確に記載されているわけではなく、OCRで注文書を読み取る際、手作業での修正や追加作業が必要になるケースが多い。作業の効率を高めるには、外部のマスターデータと照合し、データの正確性を確保する必要がある」(ハンモック)

図1:外部のマスターデータを参照してデータを補完する機能の概要(出典:ハンモック)
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 また、新版では、OCRで取得した項目をファイル名に自動で付与する機能を追加し、手動でのリネーム作業が不要になった。さらに、特定のフォルダに自動で振り分ける機能も追加し、文書の管理や検索を容易にしている。(図2)。

 2024年1月改訂の電子帳簿保存法では、電子データの保存に際して検索機能の確保が求められている。電子データのファイル名に取引年月日、取引金額、取引先名などの情報を含めることが推奨されており、ファイル名の自動付与機能やフォルダの自動振り分け機能によって同法の要件を満たす。

図2:OCRで取得した項目をファイル名に自動で反映する機能の概要(出典:ハンモック)
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ハンモック / AI-OCR / 電子帳簿保存法

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