日産自動車(本社:神奈川県横浜市)は、AI-OCRを2023年から全社で活用している。AI insideのAI-OCRクラウドサービス「DX Suite」を導入し、ユーザー数は2024年10月時点で1000人を数える。導入効果の例として、工場の品質管理業務では生産設備から紙で出力される品質測定データの処理に要する時間を年間で480時間削減している。AI insideが2025年3月5日に発表した。
日産自動車は、2023年にAI insideのAI-OCRクラウドサービス「DX Suite」を導入し、複数の部署で1000人超のユーザー(2024年10月時点)が活用している(関連記事:AI-OCR「DX Suite」に読取精度向上の新機能、修正内容を自社環境内で学習─AI inside)。
導入効果の例として、工場の品質管理業務では、生産設備から紙で出力される品質測定データの処理にかかる時間が年間で480時間減り、現場作業者の作業指示票の内容を入力する業務では処理時間が85%減ったという。
間接部門では、データをダウンロードできない情報端末の情報を画面ショット からデータ化する作業の省力化し、入力エラーも減った。開発部門では、部品メーカーからファクスで送られてくる部品特性表のデータ化に活用している。
なお、日産は、「Automation Day」と呼ぶ全社的なデジタル化施策を推進する社内DX推進イベントを開催している。年に複数回行う同イベントでは、生成AIなどの最新テクノロジーやユースケースなどを学ぶセミナーを設けて、業務の自動化を促している(図1)。
図1:社内DX推進イベント「Automation Day」の開催ごとにAI-OCRを活用する従業員が増えていった(出典:AI inside)拡大画像表示
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