[調査・レポート]
国内企業の平均導入アプリ数は46個、前年比31%増─Okta調査
2025年3月17日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)
Okta Japanは2025年3月17日、同社ユーザーのデータを基にした業務アプリケーションの利用動向のグローバル調査の結果を発表した。日本企業の平均導入アプリ数は46個で、前回の35個から31%増となり、これは国別で最も高い増加率である。調査は2023年11月1日~2024年10月31日のデータに基づいており、詳細を年次レポート「Businesses at Work 2025」として公開している。
ID管理ソフトウェアベンダーの米Okta(オクタ)は、同社ユーザーのデータを基に、業務アプリケーションの利用動向をグローバルで調査した。調査は2023年11月1日~2024年10月31日のデータに基づいており、詳細を年次レポート「Businesses at Work 2025」として公開している。
平均導入アプリ数
企業の平均導入アプリ数はグローバル全体で前年比9%増の101個となった。国別では米国が最も多く、前年比9%増の114個だった。日本は前回、35個で最も少ない数だったが、今回の調査では前年比31%増の46個となり、最も高い増加率となった(図1)。
企業規模別に見ると、従業員数2000人以上の大企業の平均導入アプリ数は247個、従業員数2000人未満の中小企業では71個だった。

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ユーザー数が多いアプリ
図2は、ユーザー数が多いアプリのランキングである。全体のランキングは前回から大きな変動はないが、Palo Alto Networksが14位で初ランクインしている。

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スタートアップ企業におけるアプリ導入数は、前年2位のAmazon Web Services(AWS)がGoogle Workspaceを抜いて1位となった。また、前年4位のSlackがMicrosoft 365を抜いて3位に浮上した。
大企業(Fortune 500企業)では、GitHubが前年8位から5位に、Palo Alto Networksは前年10位から7位に、Google Workspaceが前年14位から10位にそれぞれランクアップしている。
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