[新製品・サービス]
電通デジタル、AIエージェントのためのデータ基盤のSIを提供
2025年9月16日(火)IT Leaders編集部、日川 佳三
電通デジタルは2025年9月12日、AIエージェントが参照するためのデータ基盤を構築するSIサービスを提供開始した。メタデータの付与、ベクトルデータベースとMCPサーバーの構築を行う。主に、データとAIを活用したマーケティング業務に取り組むユーザーを支援する。電通デジタルの消費者調査データなどを用いた、マーケティングデータの拡張にも対応する。
電通デジタルは、AIエージェントが参照するためのデータ基盤を構築するSIサービスを提供開始した。メタデータの付与、ベクトルデータベースとMCP(Model Context Protocol)サーバーの構築を行う(図1)。
図1:AIエージェント用データ基盤のSIサービスの概要(出典:電通デジタル)拡大画像表示
「AIエージェントの活用にあたっては、参照先となるデータ基盤の整備が必要だが、多くの企業では、データの格納先が分散していたり、AIが読み取れない状態で管理していたりする」(電通デジタル)という課題の解決に応える。
同サービスを通じて、主に、データとAIを活用したマーケティング業務に取り組むユーザーを支援する。電通デジタルの消費者調査データを用いる拡張にも対応する。「AIエージェントは、マーケティング現場でのアイデア創出、施策の効果予測、レポート作成、カスタマーサポート強化など、データを活用する業務・施策をサポートし、企業が保有するデータを資産に転換する」(同社)。
サービスでは最初にデータ整備を行う。メタデータを付与し、AIが理解・活用しやすい形でデータを構造化する。続いて、ベクトルデータベースと、複数のデータソースからデータを収集・変換・登録するデータパイプライン、AIエージェントがデータを参照するためのMCPサーバーを構築する。
マーケティングデータの拡張にも対応する。企業が保有するデータに加えて、電通デジタルの大規模な消費者調査データなど外部データと連携することで、顧客に関する洞察をきめ細かく抽出できるようになるとしている。
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