[新製品・サービス]
データ仮想統合ソフト「CData Virtuality」、生成AIデータ検索の参照文書をアップロードして追加可能に
2025年10月31日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)
CData Software Japanは2025年10月30日、データ仮想化ソフトウェアの新版「CData Virtuality 2025.Q3」を提供開始した。新版では、自然言語でデータを探索する生成AIアシスタント機能を強化した。社内用語をまとめた文書などをアップロードし、生成AIが参照・活用する知識として利用できるようにした。
CData Software Japanの「CData Virtuality」は、物理的に分散しているデータベースを仮想的・論理的に統合するデータ仮想化ソフトウェアである。データ分析ツールなどからデータへのアクセスを簡素化する(図1、関連記事:CData、複数のデータソースを仮想統合する「CData Virtuality」をリリース)。
 図1:データソース仮想化ソフトウェア「CData Virtuality」の概要(出典:CData Software Japan)
図1:データソース仮想化ソフトウェア「CData Virtuality」の概要(出典:CData Software Japan)拡大画像表示
自然言語でデータを探索可能な生成AIアシスタント機能を備える。大規模言語モデル(LLM)、ベクトルデータベース、データの前段に位置する仮想SQLエンジンなどを組み合わせたRAG(検索拡張生成)システムであり、ユーザーの質問意図を理解し、グラフや表など回答に適した形式で結果を表示する(図2)。
 図2:自然言語でデータを探索可能な生成AIアシスタント機能の概要(出典:CData Software Japan)
図2:自然言語でデータを探索可能な生成AIアシスタント機能の概要(出典:CData Software Japan)拡大画像表示
新版では、生成AIアシスタント機能を強化し、社内用語をまとめた文書などをアップロードして生成AIが参照・活用するナレッジにできるようにした(画面1)。また、AIが出力した結果についてユーザーが説明を必要とした際、データ活用を担う専門チームなどにAIとの対話を転送できるレビューワークフロー機能を追加した。
 画面1:生成AIが参照する社内文書をアップロードして追加する画面(出典:CData Software Japan)
画面1:生成AIが参照する社内文書をアップロードして追加する画面(出典:CData Software Japan)拡大画像表示
このほか、データカタログ機能「Business Data Shop」が備わった。業務ユーザーは、カタログからデータを発見して利用するだけでなく、直接データをリクエストできるようになった。また、各種IDプロバイダーとの連携でSSO(シングルサインオン)で利用できるようにした。


































