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2025年12月18日(木)日川 佳三、河原 潤（IT Leaders編集部）

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　ソフトクリエイトの「SIEM導入スタートパック for HENNGE」は、SIEM（セキュリティ情報イベント管理）のパッケージ/SIサービスである。

　網屋のSIEM「ALog」とHENNGEのIDaaS「HENNGE One Identity Edition」を連携させて、HENNGE Oneが出力した認証ログをALogで集約・変換・集計して、インシデント対応や脅威分析などのセキュリティ運用に活用するログ管理・監査システムを短期間で構築する。ソフトクリエイトのエンジニアが要件の整理から運用設計まで伴走支援する（図1）。

図1：「SIEM導入スタートパック for HENNGE」のシステム構成と概要（出典：ソフトクリエイト）
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　「セキュリティ対策としてのログ管理の重要性が高まっている一方で、情報機器のログを統合的に管理するSIEMの導入は難易度が高い。人材不足や設計・運用の複雑さ、高コスト、海外製品との適合性などの課題がある」（ソフトクリエイト）。こうした課題に応えるために、SIEM/IDaaSのパッケージと共にSIサービスを提供する。

　Alogは、運用のしやすさに注力したSIEM/ログ管理ツールで、不正アクセスなど常時と異なる状態をAIモデルで検知する機能を備える（関連記事：網屋、ログ管理ソフト「ALog」を刷新、各種のシステムログを集約してログ量ベースで課金）。

　HENNGE One Identity Editionは、IDaaSとして、Microsoft 365やGoogle Workspaceなどの複数のSaaSへのアクセスを一元管理し、シングルサインオン（SSO）やアクセス制御（IP制限、多要素認証など）の機能を提供する。

　両製品を組み合わせて、基本設定からログ収集、初歩的なルール設定までをパッケージにしている。ユーザー企業は、まずは必要な機能に絞って導入し、後から段階的にスケールアップすることが可能である。

　ソフトクリエイトは、SIEM導入スタートパック for HENNGEの特徴として、ALogとHENNGE Oneの連携に特化した独自の「標準検知テンプレート」の提供を挙げている。これにより、総当たりのパスワード試行や、ロックアウト済みIDへのアクセス試行、MFA（多要素認証）の認証コードを連続送信する攻撃などを検知できる。不正アクセスの早期発見や誤検知の抑制、監査性の向上に寄与するとしている。

　料金（税別）は初期費用が380万円から、運用費が年額480万円から。