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エフサス、PCサーバー新機種「PRIMERGY CDI V2」を提供、コンポーザブルインフラを採用

CXLメモリプーリングを搭載し、メモリリソース効率を向上

2026年1月13日(火)日川 佳三、河原 潤(IT Leaders編集部)

エフサステクノロジーズは2026年1月13日、PCサーバー新モデル「PRIMERGY CDI V2」を提供開始した。「PRIMERGY CDI」シリーズは、アーキテクチャに、システム構成をオンデマンドで組み合わせるコンポーザブルインフラを採用している。CDI V2では、「CXLメモリプーリング」機構を搭載し、従来モデルのV1.1から提供しているGPUやSSDなどのI/Oリソースプーリング機構に加え、外部のCXLボックスで共有したメモリーリソースを使用できる。AI学習やHPC環境におけるメモリリソースの利用効率向上とTCO削減を支援する。

 エフサステクノロジーズの「PRIMERGY CDI」シリーズは、ワークロードに応じてハードウェア構成を柔軟に構築・変更できるPCサーバーである。アーキテクチャに、CDI(Composable Disaggregated Infrastructure)と呼ぶ、システム構成をオンデマンドで組み合わせるコンポーザブルインフラを採用している。

図1:「PRIMERGY CDI V2」のシステム構成。CXLメモリプーリング機構により、PCIe I/OとCXLメモリーをリソースプール化する(出典:エフサステクノロジーズ)
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 新モデルの「PRIMERGY CDI V2」(図1)では、インテルXeon 6プロセッサ搭載の「PRIMERGY RX2530/2540 M8」と第5世代AMD EPYCプロセッサ搭載の「PRIMERGY RX1440/2450 M2」の両機種において、システムレベルでの「CXLメモリプーリング」機構を搭載した。

 CXL(Compute Express Link)は、CPU、GPU、メモリ、FPGAなどのアクセラレータといったサーバーシステムの主要部品間を高速・効率的に接続するオープンな相互接続規格。PCI Expressの物理層をベースに、メモリコヒーレンシー(一貫性)を維持し、メモリの拡張や共有を容易にする。CXLメモリーの共有用に、PCI Expressカードを集約する外部I/Oボックスのような「CXLボックス」を使用する。

 CDI V2では、従来モデルのV1.1から提供しているGPUやSSDなどのI/Oリソースプーリング機構に加えて、CXLメモリプーリング機構を利用できるようにした。外部のCXLボックスで共有したメモリーリソースを、指定したサーバーに必要な分を動的に割り当てることができる。これにより、従来の固定的な構成で生じていたメモリ容量の無駄を排除して稼働率を高められる。

 エフサスによれば、メモリ総容量の最適化やサーバー台数の削減によるTCO(総所有コスト)の改善に加え、メモリ容量不足の解消によるサーバー1台あたりのVM(仮想マシン)収容力向上も期待できるという。なお、CXLメモリプーリング機構によるメモリー共有が可能なOSは、発表時点でRed Hat Enterprise Linux 10とSUSE Linux Enterprise Server 16である。

 また、新モデルではノード間の接続方式も強化された。従来モデルのメタルケーブル接続では最長2mで同一ラック内のスケーリングに限定されていたが、V2では光ケーブル接続を採用し、最長30mまでの接続に対応。これによりラックをまたいだスケーリングが可能となり、より大規模で柔軟なシステム構成を実現する。

 このほか、CDI V2では、使用していないデバイスの電源をオフにする機能を追加した。従来モデルでは、プール化したデバイスのうち非稼働のものはアイドル状態となり、待機電力を消費していた。

 エフサスは、創薬シミュレーションや生成AIなどの用途において、GPUやメモリといったデバイスの有効活用と電力消費の最適化に対するニーズが高まっていることを背景に、CDI V2でPRIMERGY CDIシリーズの性能強化を図ったとしている。

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