[イベントレポート]

Internet Week 2007で注目を集めたエンタープライズ2.0ワークショップ

2007年12月14日(金)IT Leaders編集部

インターネットの基盤技術や最新動向についての情報交換を行う「Internet Week 2007」が、東京・秋葉原コンベンションホールにて2007年11月19日〜11月22日の4日間にわたって開催された。初日となる11月19日には、エンタープライズ 2.0をテーマとするワークショップが行われ、技術動向や導入事例についてさまざまな発表がなされた。

午前の部〜エンタープライズ 2.0を理解する

午前の部は「エンタープライズ 2.0を理解する」と題して、エンタープライズ 2.0の概要やエンタープライズサーチやマッシュアップポータルの可能性と活用例について発表が行われた。

発表の口火を切ったのは、リアルコム株式会社のソリューションデベロップメントグループプリンシパルコンサルタントである福田雅和氏で、「エンタープライズ2.0とは何か」と題して、エンタープライズ2.0の概要と今後の企業情報システムのあり方について紹介した。

続いて、ファストサーチ&トランスファ株式会社の代表取締役社長である徳末 哲一氏が、「サーチで展開するエンタープライズ2.0の世界」と題して、エンタープライズサーチソリューションについて解説を行った。さらに、住友電工情報システム株式会社のシステム営業部部長補佐である伊藤 彰康氏も「エンタープライズサーチ〜最新の技術動向と活用事例〜」と題して、エンタープライズサーチの最新の技術動向やエンタープライズサーチ導入時に直面する課題について語った。

そして、KapowテクノロジーのジェネラルマネージャであるFred Macaraeg氏による、「事例が証明!Kapow Mashup Serverが実現する様々なマッシュアップ技術」と題した、同社のKapow Mashup Serverを利用したエンタープライズマッシュアップポータルの構築事例についての発表で、午前の部を終えた。

ワークショップの模様

午後の部〜国内外の先進IT企業での利用事例研究

午後の部は「国内外の先進IT企業での利用事例研究」と題して、エンタープライズ 2.0の導入事例の紹介やパネルディスカッションが行われた。

午後の最初の発表は、日本アイ・ビー・エム株式会社のソフトウェア事業コンサルティング・テクノロジー・エバンジェリストである米持 幸寿氏が、「Web 2.0 で企業イノベーションを推進する」と題して、企業にWeb 2.0のテクノロジーやコンセプトを取り入れたシステムや作業環境について事例を交えながら解説した。

続いて、日本電気株式会社の市場開発推進本部 マネージャーである今城 広志氏が、「社内情報システム/製品の社員との共創プロセスの事例」と題して、ウェブを利用したコミュニケーションを通じて機能改善を行い製品仕様を固めていく、現在同社が試行展開を行っている開発プロセスの事例について紹介した。

最後に、ジャーナリストの風穴江氏、株式会社インプレスR&Dのインターネットメディア総合研究所 所長である中島由弘氏、日本電気株式会社の市場開発推進本部 ニューITエバンジェリストである林雄代氏、日本アイ・ビー・エム株式会社 ソフトウェア開発研究所の若尾 正樹氏の4氏による「エンタープライズ2.0の可能性と具体的事例」と題したパネルディスカッションで、この日のワークショップが締めくくられた。

各氏が発表したテーマと内容は次のとおり(リンクより講演内容を参照できます)。

パネルディスカッションのスピーカーの4氏

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エンタープライズ2.0 / Web 2.0 / マッシュアップ / リアルコム / IBM / NEC

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