IDC Japanは10月30日、国内ITアウトソーシング市場規模予測アップデートを発表した。発表によれば、2008年の国内ITアウトソーシング市場規模は前年比6.0%増の2兆1,279億円となる見込み。
国内ITアウトソーシング市場は、2007年~2012年の年間平均成長率5.3%で成長し、2012年には2兆5,969億円になるとIDC Japanは予測している。発表の概要は以下のとおり。
- 今後の同市場は、企業の情報システム運用管理コスト削減、経営強化に対する期待から成長を継続する一方で、市場規模の拡大とサービスのコモディティ化によって成長率は緩やかに鈍化していく。
- 中長期の市場規模予測は、前回調査(2008年2月)から下方修正された。要因として、クラウドコンピューティングや広告収入モデルなど、ユーザー支出を削減するサービスが増えていること、ベンダーのビジネスモデルに多様化が進んでいることを挙げている。
- SaaS、クラウドコンピューティング、BPO(Business Process Outsourcing)、広告収入モデルなど、ビジネスモデルの多様化が加速している。
- 景気の低迷や、経済のグローバル化、コンプライアンス対応など経営課題の多様化/複雑化が企業のITアウトソーシング利用を促している一方、同市場においてコスト削減だけに焦点を当てたサービスはコモディティ化することで収益性の悪化が懸念される。ベンダーにとっては、中長期視点での事業戦略の強化が重要性を増す。
IDC発行のレポート『国内ITアウトソーシング市場 2007年の実績と2008年~2012年の予測アップデート:2008年上半期』(J8450107)に発表の詳細が報告されている。
IDC Japan
http://www.idcjapan.co.jp/
レポート概要
http://www.idcjapan.co.jp/Report/ItOutSourcing/j8450107.html
IDC / 市場調査 / 市場予測 / ITアウトソーシング
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