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ネットスイート、日本の会計基準に対応するSaaS型ERP「NetSuite-Release J」を提供開始

2008年12月10日(水)IT Leaders編集部

ネットスイートは2008年12月9日、SaaS型ERPスイート「NetSuite-Release J」を発表し、同日より提供を開始した。日本の会計基準、規制、税制に準拠するよう、同社のSaaS型ERPアプリケーションをローカライズしたもの。米国版と同様に、CRM、Eコマース機能などと統合されて提供される。

ネットスイートの米国法人であるNetSuite, Inc.は、SaaS型統合業務アプリケーションソフトウェアとして、会計システム、ERP、CRM、Eコマースなどを含む主要な業務アプリケーション機能を、単一のシステムで実現可能な環境で企業に提供している。
「NetSuite-Release J」は、日本の会計基準、規制、税制に準拠するよう、同社のSaaS型ERPアプリケーションをローカライズしたもの。米国版と同様に、CRM、Eコマース機能などと統合されて提供される。

NetSuite-Release Jが提供する日本向けの主要機能は以下のとおり。

・日本の会計システムへの対応
1)消費税対応:顧客ごとに端数の処理方法を定義したり、価格を内税方式や外税方式で定義したりするなど、豊富な消費税の設定機能を提供。企業は消費税計算書を直接作成でき、定期的な納付作業を容易にする。
2)手形管理:日本の企業において一般的な支払い方法である手形の振出と受取の処理をフルサポート。手形の割引処理や業者に対する手形の裏書譲渡などもサポートする。
3)請求締め日設定:日本国内企業の一般的な慣行に適切に対応するめ、請求プロセスを強化。顧客の締め日に基づいて詳細な月次明細を作成可能。段階別のワークフローが提供され、各顧客に対して適切なタイミングで明細書を作成できる。
4)日本会計様式の財務諸表:日本の書類様式と会計基準に合わせてローカライズされた財務諸表を提供。損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書を、新しい日本式のレイアウト、トランザクションの詳細などを、標準的レイアウトで作成できる。日本企業の要件に対応するために資本変動計算書も作成可能。

・完全統合
日本市場向けに全面的にローカライズされたSaaS型REPスイートとして、バックオフィス機能(倉庫管理、配送など)、CRM(マーケティングオートメーション、セールスフォースオートメーション、顧客サービスオートメーション)、そしてEコマース(Webサイト/Webストア、顧客および代理店ポータル)などを統合利用できる。

・多国籍、複数子会社対応
NetSuite-Release Jが「NetSuite OneWorld」として運用された場合、多国籍・複数会社の連結(コンソリデーション)を実現する最初の日本向けクラウドベース製品となる

NetSuite-Release Jの価格は、基本契約60,000円/月、および1ユーザー13,000円/月。

ネットスイート
http://www.netsuite.co.jp

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NetSuite / クラウドERP / SaaS / ERP

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