[新製品・サービス]
ジャストシステム、エンタープライズサーチ製品新版「ConceptBase Enterprise Search 1.1」を発表
2009年1月31日(土)IT Leaders編集部
ジャストシステムは、検索機能を強化したエンタープライズ・サーチ・プラットフォーム製品の最新版「ConceptBase Enterprise Search 1.1」を、2009年2月27日に発売すると発表した。用途や規模に応じた3種類の製品ラインナップを用意する。
3種類の製品と価格(税別)は以下のとおり。
- ConceptBase Enterprise Search 1.1 : 800万円
- ConceptBase Enterprise Search Workgroup Edition 1.1 : 500万円
- ConceptBase Enterprise Search Basic Edition 1.1 : 200万円
また、「IBM Lotus Notes/Lotus Domino 8」との連携を可能にする「ConceptBase Enterprise Searchコネクタ」は、2009年1月30日より提供する。
ConceptBase Enterprise Searchは、全面刷新したコアエンジンを搭載し、全社規模での運用に適したスケーラビリティと高速化によって、テラバイト級の大規模運用に対応したエンタープライズ・サーチ・プラットフォーム。2008年6月の「ConceptBase Enterprise Search 1.0」発売以来、高度な日本語解析と文書内容解析による検索が高く評価され、全社規模のみならず、さまざまな環境における導入が進んでいるという。
発表による同製品のおもな特徴は以下のとおり。
- 全文検索や概念検索、文字列一致検索、数値検索、文書属性検索などの従来型の検索方式に加え、「構造指定検索」や「構造類似検索」など文書内の情報構造に着目した多彩な検索方法での検索が可能。
- カタカナ外来語、送りがな、交ぜ書き、ひらがな、漢字表記など、さまざまなパターンの表記ゆれに対応、また、活用形も自動拡張し、肯定形/否定形も異なる語句と捉えることで、漏れのない高精度な検索を実現。
- 文書から一定の文字数で切り出した語を対象にインデックスを作成するn-gram方式と、文法による文章解析(形態素解析)を行うNLP方式を組み合わせ、互いの長所を取り入れた検索手法を搭載。
最新版であるバージョン1.1では、次のような内容が強化されている。
検索機能の強化
- Windowsへのログイン情報を利用したシングルサインオン対応(サンプルWebクライアントへの自動ログイン、アクセス権があるCBインデックスの取得、ファイルサーバーの各種文書のアクセス権チェック)
- 検索結果の文書に対し、任意の文書属性またはXpathで示す文書構造の値を集計できる集計機能を搭載
- インデックスの再作成中に検索を行うことができる再作成時の検索対応
インデックス運用の強化
- インデックス作成時の各種設定や情報出力(CBインデックスの階層管理、CBインデックスのアクセス権設定機能、インデックスのクロール情報の出力、インデックスのインデキシング結果情報の出力)
コネクタ機能の強化
- あらかじめ取り込んだACL(Access Control List)情報をもとに検索結果出力時のアクセス権チェックを行うことで、検索パフォーマンスを向上
- フォーム認証を含むサイトもクロール可能
- GetAccessによりシングルサインオンを実現している環境で、Httpに対するインデックス作成が可能
- Excel 2007のファイル保存形式の「バイナリ形式.xlsb」に対応
運用性の向上
- XMLタグカスタマイズの設定により、本文に対する検索でプロパティ情報を含めた検索が可能
- 運用ログ出力のフィルタリングによって、ユーザー環境で必要とされるメールでの障害報告のみを受け取ることが可能
ジャストシステム
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