日立製作所は2008年12月2日、独SAPとのパートナー契約の強化を発表した。マーケティングや販売、システム構築の分野で協業し、SAP製品によるシステム構築プロジェクトの海外展開を加速する。
今回、SAPサービスパートナーの最上位になる「SAPグローバルサービスパートナー」を締結した。日立とSAPは1994年に国内でのパートナーシップを締結。以後、テクノロジーやソフトウエアなど5つのカテゴリでパートナー認定を取得してきた。
パートナー契約の強化を機に、日立はグローバル事業を統括する日立SAPグローバルセンタ(HSGC)を日本に設立。米国の「Hitachi Consulting Corporation」や欧州の「Hitachi Consulting Europe Limited」と連携し、SAP製品の運用支援や経営コンサルティングなどを行う。化学、ハイテク産業、医薬を中心に、日立が得意とする電力や交通などのインフラ事業にも注力する。当面は欧米を中心に事業を広げていき、中国進出も視野に入れる。
SAPの共同研究施設である「SAP COIL(Co-Innovation Lab)」を活用し、共同で技術検証も進める。具体的には、日立製ハードウエアやミドルウエアとSAP製品の動作検証などを実施し、両社の新製品開発に生かす。
SAPのコンサルタント要員育成にも力を入れる。「SAP最新認定資格取得者」を08年の1600名から11年までに2080名へ増やす。うち200名はSAP Netweaverなどの最新技術に精通するエンジニアとして確保する予定。
日立のSAP関連ビジネスの規模は、08年に世界で380億円。11年には600億円に引き上げる。このうち海外での売上は08年の3倍にあたる150億円を目指す。
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



