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アイログ、製造業向け生産計画ソフトウェア新版「ILOG PPO 3.1」の提供を開始

2009年2月22日(日)IT Leaders編集部

IBMグループのアイログは2009年2月20日、製造業向けソリューションの最新版「ILOG PPO 3.1」の提供を同日より開始すると発表した。「ILOG Plant PowerOps」(ILOG PPO)は製造業向けソリューションで、需要変動から動的に安全在庫を把握できる市場初の機能により、在庫削減とサービスレベル向上の両立を実現し、需要主導型の生産活動を可能にする。

「ILOG PPO」は、プロセス製造業やプロセス加工工程のある製造業を主なターゲットとし、生産計画と詳細スケジューリング立案を中心とするソリューション。特に、複雑な製造工程を持つプロセス製造業固有の制約条件を精密にモデル化し、現状に即した最適なプランとスケジュールの策定が可能。

「ILOG PPO 3.1」は、2008年6月に提供が開始された「ILOG PPO 3.0」の拡張版になるが、その主な改善点と追加機能は次のとおり。

生産ライフサイクル全般にわたる最適化を実現
最適化モデルの対象に安全在庫と需要変動が加えられ、需要変動から目標安全在庫にいたる、生産計画の全体像を最適化できるようになった。安全在庫に生産変動と需要変動を反映できるようになり、生産計画全般にわたる解の算出が可能。

設計部門と生産現場間のコラボレーションを改善
製造業固有の制約条件を精密にモデル化することで、現状に即した生産計画とスケジューリングの策定を可能にしている。what-if分析、マスターデータ編集、レポート作成を行うための幅広い機能を強化。これらの機能はインダストリアルエンジニアと生産計画担当者が利用するための操作インターフェイスを備え、両者が同一データを共有できるようになっている。また、インダストリアルエンジニアはさまざまな設備構成を簡単にシミュレーションできる。このため設計部門と生産現場の間のコラボレーションの改善が可能となり、プラント設計と生産工程の設計が最優先課題になることが多い、バイオテクノロジ産業や医薬品産業にも対応する。

Excelへのインポート/エクスポート
生産計画担当者とインダストリアルエンジニアは、生産計画データをExcelの中で変更することでwhat-if分析ができる。

マスターデータの編集
複雑で長時間かかるマスターデータ変更のためのシミュレーションを、容易に実行できるように改善。

マルチサイト・プランニング
生産計画担当者は「物流計画画面」を使って、複数の工場と倉庫の物流を対象に加えることができる。「倉庫サマリー画面」も追加され、マルチサイト・プランの詳細分析が可能。

インタラクティブな生産計画作業
生産マスタースケジュール上で生産上や納期上の決定を変更/修正したり、生産計画の最適化を再計算できるなど、インタラクティブな計画作業を実現。

「ILOG PPO 3.1」の製品ライセンス価格は、1工場あたり1380万円~(税込)。アイログの国内代理店を通して販売される。

アイログ
http://www.ilog.co.jp

サプライチェーン・アプリケーション
http://www.ilog.com/products/supplychain

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