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日本HPとNTT Com、Salesforce CRMへのシングルサインオンサービスの提供で協業

2009年2月27日(金)IT Leaders編集部

日本ヒューレット・パッカード(日本HP)とNTTコミュニケーションズ(NTT Com)は2009年2月26日、シングルサインオンによるセキュアなSaaS環境の構築において協業することを発表した。

日本HPは、同社のシングルサインオンソリューション「HP IceWall SSO」を経由したセールスフォース・ドットコム社のSaaSサービスへのシングルサインオン認証について検証を行い、完全な対応ができることを確認。それにより、ID/パスワード管理などにおいて社内のWebアプリケーションと同様の認証ポリシーを、そのままセールスフォース・ドットコムのSaaSサービスに適用できる環境が整った。

HP IceWall SSOは、2009年3月にセールスフォース・ドットコムのアプリケーションマーケットプレイスである「Force.com AppExchange」に登録される予定となっている。それに合わせて日本HPは、セールスフォース・ドットコムに対応したHP IceWall SSOのライセンス販売および、導入サービスの提供を行う。

一方、NTT Comは、同社の統合Web認証サービス「セキュアコネクト」において、認証基盤部分にHP IceWall SSOを採用している。今回HP IceWall SSOがセールスフォース・ドットコムのSaaSサービスに対応することで、「セキュアコネクト」からのセールスフォース・ドットコムのSaaSサービスの利用もワンストップかつセキュアな環境での提供が可能になる。

特に、VPN経由でセールスフォース・ドットコムのSaaSサービスを提供する「Salesforce over VPN powered by NTT Communications」(Salesforce over VPN)との組み合わせによって、アクセス回線からSalesforceのライセンス、セキュリティ機能などをトータルに提供できるようになるという。

発表によれば、両社の協業によりユーザーは以下のメリットを期待できる。

  • 社内システムへログインするだけ(シングルサインオン)でセールスフォース・ドットコムのSaaSサービスも利用でき、利便性が向上する。
  • ID/パスワードが増えることによる管理負荷やセキュリティリスクが軽減される。
  • 個人レベルのログ取得(証跡管理)や同時接続数制限の管理などのセキュリティ機能をセールスフォース・ドットコムのSaaSサービスでも使用できる。
  • 電子証明書やICカードなどを使用した2要素認証システムの構築がしやすくなる。
  • SaaS型Web認証サービスの「セキュアコネクト」を利用して初期投資を抑えることができる。
  • 「Salesforce over VPN」を組み合わせることで、高信頼のSaaSサービスを利用できる。

両社は、今後もSaaS環境におけるセキュアなシングルサインオンサービスを共同で検証および連携デモを行うほか、セミナー開催やWebプロモーションを実施してそれぞれのビジネスを活性化させ、企業のIT環境やさまざまな利用形態に応じたシングルサインオンサービスを提供していきたいとしている。

また、日本HPは、セールスフォース・ドットコムも採用する標準認証方式であるSAML2.0による認証についての検証も行い、対応する予定とのこと。


HP IceWall SSO製品情報
http://www.hp.com/jp/icewall/

Salesforce CRMとの連携ソリューション
http://www.hp.com/jp/IceWall_SaaS

セキュアコネクト
http://www.ntt.com/secureconnect/

Salesforce over VPN
http://www.ntt.com/soas/

日本ヒューレット・パッカード
http://www.hp.com/jp

NTTコミュニケーションズ
http://www.ntt.com/
 

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HPE / SaaS / 協業・提携 / Salesforce / SSO / CRM / NTTコミュニケーションズ

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