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日立、小ユニット単位で構築・拡張できるモジュール型データセンターを発表

2009年1月20日(火)IT Leaders編集部

日立製作所は2009年1月20日、データセンターの構築支援サービス「モジュール型データセンタ」を発表した。企業のIT部門やデータセンター事業者向けのサービスで、省電力、省スペース型データセンターを構築するためのコンサルテーションから機器選定、保守までをワンストップで提供する。6.3m×3.6m(約22m²)を1つの“モジュール”と定義し、限られたモジュール内にサーバーや冷却機器を効率的に配置する。

コンサルテーションでは、同社の空調環境コンサルティングサービス「AirAssist」を利用する。機器を配置した際の温度分布の様子を3次元でシミュレーションし、冷却能力が十分であるか確認できる。最適な空調環境になるように、機器のレイアウトや冷却機器の増設などを提案する。

コンサルテーションの結果に基づき、サーバーやストレージシステム、冷却装置などを選定して配置する。同程度のIT機器が稼働する従来型のデータセンターと比べて、消費電力を最大27%削減できるという。高密度ラックに機器を集約することで床面積を従来に比べて75%削減できる。

構築したデータセンターは、モジュール内の閉じた環境で冷却や放熱を行う。そのため、モジュールを設置する室内の空調設備を新たに増設したり、データセンター用に冷却水を用意したりする必要はない。

モジュールを追加することで、設備を増設できる。そのため初期導入費を抑え、業務拡大に合わせてデータセンターを拡張するといった際に役立つ。

価格は個別見積もり。ラック型空調機や構築に付帯する工事などは3500万円からとなる。2009年3月31日から提供を開始する。

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