伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2009年3月24日、米Adobe Systemsの「Adobe Flex」によるFlashのインターフェイスを採用した企業向け情報管理システム「EIMANAGER/Web(イーアイ・マネージャー/ウェブ) Ver3.0」の販売を同日より開始すると発表した。
企業情報管理システム「EIMANAGER/Web」は、CTCが独自開発した情報管理アプリケーションを構築するためのオブジェクト指向型フレームワーク。情報を一元管理しつつ、利便性と拡張性の高いアプリケーション構築が可能であることが特長。2006年11月のリリース以来、大手製造業をはじめ多くの企業で導入されている。
今回のバージョンアップに伴い、アプリケーション開発の効率性を強化。これにより、部門最適に迅速に対応できるカスタマイズ開発の効率向上とメンテナンス性向上が図られた。同システムを導入することにより、プロジェクト情報管理、ナレッジ管理、工程管理、資産管理など、企業内の情報を一元的に管理するシステム構築がさらに効率的になるという。
バージョンアップに伴う主な機能向上や改善点は以下のとおり。
- EIMANAGER/Web フレームワーク強化
システム共通処理/業務共通処理とインタラクティブ/バッチ処理系で再構造化し、保守・拡張性に柔軟性を持たせている。基盤コンポーネントとして、属性タイプの機能拡張やワークフロー機能が飛躍的に強化されている。 - カスタマイズ効率向上
フレームワークを強化することにより、アプリケーションに依存する機能を、Plug-Inコンポーネントとして作成することができ、より短期間でアプリケーション開発、カスタマイズが可能。 - AdobeR Flex3.0 対応
Flex 3.0に対応し、Adobe Flex Builder 3の新機能により効率的に開発が行える。また高度なデータグリッド機能など、新しい強力なデータ可視化機能により、ビジネスデータをよりリッチに表現できる。
同製品の販売価格は2,500万円~(1,000ユーザー)。同社は、同製品の2009年度の販売目標を20億円に据えているという。
伊藤忠テクノソリューションズ
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