[事例ニュース]

武田薬品工業、営業活動を“見える化”、営業現場から携帯電話で現地状況の報告や勤怠入力

2009年4月3日(金)IT Leaders編集部

CSKシステムズは2009年4月2日、武田薬品工業ヘルスケアカンパニーに対し営業活動の“見える化”と“効率化”を支援するモバイルソリューション「無線伝心」の提供を発表した。「無線伝心」は、営業メンバーが営業現場から携帯電話で現地状況の報告/日報作成/勤怠入力などを行い、オフィスでは管理者が生の情報をタイムリーに集約管理できる、CSKシステムズの営業支援ソリューション。2008年10月から提供を開始しており、2009年4月に機能バージョンアップを行うとのこと。

武田薬品工業ヘルスケアカンパニー(以下、武田薬品)は、武田薬品工業の一般用医薬品(OTC医薬品)・医薬部外品の研究開発・販売を担う事業部門。営業メンバーは、ドラッグストアなど小売企業や卸売業者に対して営業活動を行っている。旧来のSFA(営業支援)システムでは、営業の活動状況を的確かつ効率的に確認することや、ターゲット先に対して十分な活動が行われているかの把握などが困難だったところから、営業活動をより“見える化”し、ターゲット先に対する適切な経営リソース配分を可能にするソリューションとして「無線伝心」の導入が決定されたという。

今回、CSKシステムズは武田薬品に対し、システム設計・開発・構築・導入および保守サービスまでをトータルで提供し、「無線伝心」によって収集される情報をもとに、営業メンバー自身への“気付き”の提供、およびマネジメントクラスの意思決定を支援していく。

発表による同ソリューションの主な特徴は以下のとおり。

  • 日報報告の操作性:UI(ユーザインターフェース)を作り込むことが可能な、携帯電話向けBREWアプリケーションならではの高い操作性を提供
  • 電波の届かない場所でも作業可能:BREWアプリケーションを利用して電話機内にデータを蓄積することにより、携帯電話が圏外エリアでも報告作成の作業が可能
  • 写真を添付したビジュアルな日報報告:携帯電話のカメラ機能で撮影した店頭陳列などの写真を営業報告に添付して送信可能
  • 位置情報の活用:訪問先の検索や作業報告時に位置情報を活用することで、業務の効率化やデータの信憑性・精度向上が可能
  • 業務に即した現場報告の収集:管理者は部署単位、日付単位に報告画面を作成可能。また、携帯電話の入力画面は、管理者が収集したい情報に基づいてレイアウトや設定できる
  • 管理者による行動分析:管理者ツールで外勤営業マンの行動を可視化し、分析の基礎データとすることが可能
  • 関連システムとの連携:サーバーに集約した報告情報や勤怠情報を、各種SFA製品、CRM製品、ERP製品と連携可能(別途見積もり)

なお、「無線伝心」の価格は、50ユーザーあたりの初期費用が135万円(税別、ハードウェア、導入作業、カスタマイズ費用は別途見積もり)。ASP/SaaS型も含め、提供方法は顧客の要望に柔軟に対応していくとのこと。

CSKシステムズでは、今後も各業種の営業活動の効率化を支援すべく、2009年度に10社(4,000ユーザー)への導入を目指すとしている。

「無線伝心」
http://www.csk.com/systems/services/list/all/mobile/index.html

CSKシステムズ
http://www.csk.com/systems/index.html

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製薬 / 武田薬品工業 / CSK / SFA / ASP

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