富士通は2009年5月18日、エンタープライズ・クラウドコンピューティング企業のセールスフォース・ドットコムと同社のCRM(Customer Relationship Management)アプリケーション「Salesforce CRM」およびCRMアプリケーション開発基盤「Force.com」について販売契約を締結したことを発表した。富士通は同日より、「Salesforce CRM」および「Force.com」の提供を開始。合わせて、顧客の基幹システムと連携させたSFA(Sales Force Automation)やCRMのシステム開発、コンサルティングならびにサポートサービスを提供する。
両社は今後、富士通の基幹システムの開発力と、両社のSaaS (Software-as-a-Service)およびCRMアプリケーションビジネスの実績・ノウハウを結集し、コンサルティングから、企画、開発、運用、保守サポートまでライフサイクル全般にわたり、顧客のニーズに合わせた柔軟なソリューションを提供。製造、流通、金融、公共など幅広い分野においてITコストの削減や競争力強化に貢献していくとしている。また、両社は、定期的にワークショップを開催し、マーケティング活動や、新商品の開発、「Salesforce CRM」のサービス拡充、人材育成などにも共同で取り組んでいく。
近年、SFAやCRM分野において、初期導入コストが抑えられ、ハードウェアやソフトウェアなどの資産を保有することなく手軽に導入可能で、状況に応じて柔軟にシステムリソースを増強できるSaaSへの期待が高まっている。富士通は、そのニーズに対応するため、自治体、医療などの業種特化分野や、セキュリティ、グループウェアなどの共通業務分野においてSaaSを提供してきた。
今回、セールスフォース・ドットコムとの販売提携により、「Salesforce CRM」をSFA分野におけるSaaSの主力サービスとして位置付け、サービスの拡充を図る。具体的には、「Salesforce CRM」が持つ営業支援やコンタクトセンター機能と、販売管理や生産管理などの顧客の既存システムとを連携させた、見積作成や承認ワークフロー、在庫照会などのアプリケーションを開発する。
富士通グループでは、すでに、富士通アメリカや、富士通サービス(英国)、富士通オーストラリアによる、「Salesforce CRM」と連携させたSFAやCRMシステムの導入・開発など、大手金融機関を中心に多くの実績がある。また、米セールスフォース・ドットコムとグローバルパートナー契約を結び、米国にて「Force.com」上でERP(統合基幹業務)を開発提供するGlovia Internationalといった、富士通グループの実績を活かし、顧客の基幹システムのデータを活用したSFA・CRMのサービス拡充を目指す。
富士通の推進体制
富士通では、CRM事業の強化に向け、2008年12月に「CRMソリューション推進室」を新設、富士通グループが持つ幅広いCRMソリューションをトータルに推進する体制を整備した。「Salesforce CRM」ビジネスの拡大に向けては、継続的にサービス要員の強化に取り組み、2009年度には「Salesforce CRM認定コンサルタント」を20名、「Salesforce CRM認定セールス」を100名に増強していく計画である。
また、富士通および富士通グループで「Salesforce CRM」を導入し、自らの実践と経験を活かして、より効果的な利活用の手法をコンサルティングサービスとして提供し、企画、開発、運用、保守サポートまで、ライフサイクル全般にわたる対応力の強化と効率化を目指す。
共同ワークショップ(仮称)
両社は、2009年5月より「共同ワークショップ(仮称)」を定期的に開催し、市場開拓などのマーケティング活動を行うとともに、提案活動を行うコンサルティングを共同で開発・提供していく。また、「Salesforce CRM」のサービス拡充や人材交流によるサービス提供要員の育成にも取り組むとしている。
富士通のCRMソリューション紹介サイト
http://jp.fujitsu.com/solutions/crm/
セールスフォース・ドットコム
http://www.salesforce.com/jp/
SaaSアプリケーション
http://www.salesforce.com/jp/products/
Force.comプラットフォーム
http://www.salesforce.com/jp/platform/
Force.com AppExchangeマーケットプレイス
http://www.salesforce.com/jp/appexchange/
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