協和エクシオとインフォマティカ・ジャパンは2009年5月25日、「PowerCenter」をはじめとするデータ統合ソフトウェアの販売において、ソリューション&システムインテグレーターパートナーとして販売代理店契約を締結し、データ統合ソリューション分野での市場拡大に連携して取り組んでいくことを発表した。
協和エクシオは、データ統合の分野にいち早く着目し、同分野における多数の開発・導入実績と、それらの経験に基づく豊富な技術ノウハウを保有する。特にここ数年は、単なるデータ連携を超え、ミッションクリティカルな大規模システムを統合する基盤として、EAI・BPMを活用した SOAシステムの開発プロジェクトを多く手掛けており、金融、公共、流通など、幅広い業種にシステムを納入している。今回のインフォマティカとの協業により、「PowerCenter」の販売および同ソフトウェアを活用したデータ統合ソリューションの提供を共同で行うことで、さらに企業における最適なシステムを提案することが可能になる。
今回の契約により、協和エクシオが提供する主なソリューションは以下のとおり。
- エンタープライズデータウェアハウス(DWH)1構築における「PowerCenter」を活用したデータ統合ソリューション
- システムの統合、移行、刷新における「PowerCenter」を活用したデータ統合ソリューション
さらに、「PowerCenter」のデータ統合ソフトウェア技術者による以下のサービスを提供する。
- 「PowerCenter」の開発プロジェクト立ち上げ時のコンサルティング
- 「PowerCenter」の開発プロジェクトへの開発要員派遣(受託開発)
協和エクシオは、自社の持つETLの特性に合わせた設計ノウハウ、最適なトランスフォーメーション設計ノウハウ、高スループットを実現するノウハウに基づき、ビジネスに不可欠なデータの精度と整合性を向上させ、データ分析とビジネス両方のニーズを満たすことが可能なデータ統合ソリューションを提供する。
両社は、PowerCenterの販売、およびシステム提案活動を協力して行い、企業における最適なシステムを提供するという。
「PowerCenter」企業内の複雑なデータの流れを統合管理するデータ統合基盤。その特徴は以下のとおり。
- リポジトリによるメタデータの一元管理が可能
テーブル定義やビジネスロジックをメタデータとして統合・管理することで、効率的で柔軟なデータ統合基盤を実現し、企業に眠っている情報資産の価値を引き出す。 - マルチスレッド処理によって、大量データの高速処理を実現
企業内に散在する多種多様なデータを統合し、複雑な情報の流れを管理、より早く的確な意思決定を可能にするエンタープライズ・クラスのデータインテグレーションソフトウェア。 - GUI操作を基本とする高い開発生産性
GUIベースのノンプログラミング環境で、データソースの定義から抽出・加工までが実行可能。SQLプログラム言語での開発と比較すると3倍以上の生産性を誇る。
協和エクシオ
http://www.exeo.co.jp/
インフォマティカ・ジャパン
http://www.informatica.com/jp/