[新製品・サービス]

日本CA、SOAのサービス連携状況やサービスレベルを可視化する「CA Wily APM」

2009年7月17日(金)IT Leaders編集部

日本CAは2009年5月18日、アプリケーション性能管理ソフトウェア製品群「CA Wily Application Performance Management(APM)」の新版を発売した。SOA(サービス指向アーキテクチャ)環境におけるサービスの相互依存関係を監視・可視化する機能や、問題解決の優先順位を付ける機能を強化した。

APMは、「CA Wily Introscope 8.1」と「CA Wily Customer Experience Manager(CEM)4.2.2」と呼ぶ、2種類のソフトで構成する。

これにより、アプリケーションに不具合が発生した際、迅速な問題の切り分けや根本原因の特定が可能になる。問題発生の予兆を検知する上でも役立つという。SOAとは、ソフトウェアの機能を「サービス」と捉え、必要に応じてサービスを組み合わせることで機能拡張・変更するシステムの設計思想である。

Introscope 8.1は、ミドルウェアやアプリケーションの実行状況を監視するソフト。今回、SOA環境で動くサービスの連携状況を可視化したり、個々のサービスの稼働状況を診断したりする機能を持たせた。監視対象のミドルウェアとして、日本オラクルの「Oracle Service Bus」と日本IBM「WebSphere Process Server/ESB」などを新たに追加した。

CEMはアプリケーションのサービスレベルを監視するソフトである。新版のCEM 4.2.2では、サービスレベルをリアルタイムで監視画面に表示できるようにした。さらに、サービスレベルの低下が収益にどの程度の影響を与えるかを分析する機能も強化した。

価格は、Introscope 8.1が1プロセサ当たり120万円から、CEM 4.2.2が同じく1プロセサで75万円から(いずれも参考価格)。

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