日本IBMは2009年7月2日、ネットワークに接続しているブレード・サーバーが壊れた際に自動的に代替ブレードをネットワークに接続したり、新規に追加したブレードやブレード・シャーシを自動的にネットワークに接続できる、ブレード・サーバーのネットワークの仮想化を実現するソフトウェア「IBM BladeCenter Open Fabric Manager(BOFM) V3.0」を発表した。BOFMは、最大で1400台分のネットワーク・アドレスをあらかじめ設定でき、ネットワークの切り替えや接続の自動化が可能なため、ストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)やクラウド・コンピューティング・システムの管理を容易にする。
BOFMは、ネットワーク・アドレスの仮想化を行い、需要に応じてネットワーク構成を拡張できる機能(プロビジョニング)を備える。「Basic」と呼ばれるブレード・シャーシにあらかじめ導入されているソフトウェアが、ブレード・サーバーのMACアドレスやWWNなどを仮想化して設定し、ブレード・サーバーがネットワークを介して他のサーバーやストレージに容易に接続可能にする。さらに、「Advanced Upgrade」と呼ばれるソフトウェアを、ブレードを管理する無償のシステム管理ソフトウェア「IBM System Director V6.1」を搭載した管理サーバーに導入することで、新しいブレード・サーバーのネットワークへの接続や切り替えを自動的に行えるようにする。
BOFM V3.0により、この機能が最新インテル Xeonプロセッサー5500番台を搭載した「IBM BladeCenter HS22」にも搭載できるようになった。また、従来のバージョンでは、新規に追加したブレード・サーバーやブレード・シャーシのネットワークへの接続の際には、手動で仮想アドレスの設定を行う必要があったが、V3.0は、新しいブレード・サーバーやシャーシを追加した際、仮想アドレスの設定が自動的に更新され、ネットワーク設定を自動的に行うことができる。
同製品のライセンス価格は「Basic」が24万1,500円(税込)、「Advanced Upgrade」が31万5,000円(税込)で、同日より販売される。
日本IBM
http://www.ibm.com/jp/ja/
-
VDIの導入コストを抑制! コストコンシャスなエンタープライズクラスの仮想デスクトップ「Parallels RAS」とは
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



