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日本オラクル、インメモリーデータベース「TimesTen In-Memory Database 11g」を発表

2009年8月5日(水)IT Leaders編集部

日本オラクルは2009年8月4日、インメモリーデータベース製品「Oracle TimesTen In Memory Database 11g」および「Oracle Database 11g」のデータベースキャッシングオプションである「Oracle In-Memory Database Cache 11g」を同年8月7日より提供開始すると発表した。

最新版の「Oracle TimesTen In Memory Database 11g」は、

  1. Database Cache Gridによるスケールアウトとパフォーマンス向上
  2. PL/SQL、Oracle Call Interface (OCI)、SQL埋め込み言語Pro*Cのサポート
  3. Oracle ClusterwareとOracle Data Guardを統合し、自動フェイルオーバー機能による高い信頼性および高可用性の実現

などが機能拡張された。これらの新機能によって、企業はアプリケーション・サーバー層においてインメモリー・データベース・キャッシングの究極のパフォーマンスによる利益を享受できる。

「Oracle In-Memory Database Cache」は、「Oracle Database」、「Oracle Real Application Clusters」、「Oracle Enterprise Manager」、「Oracle SQL Developer」、「Oracle Fusion Middleware」のコンポーネントなど、オラクルのインフラストラクチャ・ソフトウェア・スタックと統合されている。
同製品は、物理メモリー上にデータをキャッシュすることで、アプリケーションのパフォーマンスを向上させる。インメモリー・キャッシュは、読取・書込トランザクションの完全な永続性、復元性を持つキャッシュを可能にし、「Oracle Database」との自動的なデータ同期を実現する。

「Oracle TimesTen In-Memory Database」は、完全な永続性とデータ復元性を備えたスタンドアローン構成のインメモリー・リレーショナル・データベース。「Oracle In-Memory Database Cache」は「Oracle Database」と統合されたSQLキャッシュ・データベース機能で、両製品はアプリケーション層で使用するよう設計されている。

「Oracle In-Memory Database Cache 11g」の新機能は以下のとおり。

  • 「Database Cache Grid」(データベース・キャッシュ・グリッド)
    サービスを停止させることなく、キャッシュ・グリッド・ノードをオンライン上で追加および削除することを可能にすることで、段階的にインメモリー・データベース・キャッシュを拡張できる。また、データの保存場所を透過的にすることで、アプリケーションがデータの保存場所を把握する必要がなくなり、各キャッシュ・グリッド・ノードは同一サーバー上のローカル・メモリーや、その他のキャッシュ・グリッド・ノード、バックエンドの「Oracle Database」からデータにアクセスすることができる。
  • PL/SQL, OCI, Pro*C のサポート
    既存の「Oracle Database」を使用したアプリケーションはアプリケーションのレスポンスおよびスループットを向上できる。
  • アプリケーション層、データベース層のクロス・ティアの高可用性
    インメモリー・データベースとそのアプリケーションを自動的にフェイルオーバーできるようになる。また、「Oracle Clusterware」および「Oracle Data Guard」と統合することで、障害時のデータ損失をゼロに抑え、ダウンタイムを最小化する。

「Oracle In-Memory Database Cache 11g」の価格は、Processorライセンス価格で451万900円(税別)。「Oracle TimesTen In-Memory Database 11g」の価格は、Processorライセンス価格で451万900円(税別)。

日本オラクル
http://www.oracle.co.jp/

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