SAPジャパンは2009年11月11日、ビジネスユーザーが大量の情報を探索し、関連のある回答を数秒で検出できる画期的なBI(Business Intelligence)ソフトウェアである「SAP BusinessObjects Explorer(エスエイピー・ビジネスオブジェクツ・エクスプローラー)」の新バージョンを発表した。同製品の提供開始は2009年11月中と予定されている。
「SAP BusinessObjects Explorer」新バージョンは、だれもが使用できる直感的なウェブ・インターフェイスを通じて、あらゆるデータに関するビジネスの洞察が可能になったのが大きな特徴。業務に必要なすべての情報を迅速に把握できるため、ユーザーは、ビジネスデータを瞬時に探索しながら、容易にビジネス上の問題の根本原因を特定できる。
第2世代となるこの新バージョンは、「SAP NetWeaver Business Warehouse」以外のデータソース処理も加速させる機能を搭載。SAP BusinessObjects Acceleratorソフトウェアのパッケージ化により、SAPアプリケーションを実行しているかどうかに関係なく、企業はSAP BusinessObjects Explorerを通じてビジネスデータを可視化し、処理することが可能となる。
新バージョンにより、企業の各部門は以下のメリットを得られる。
- 営業およびマーケティング部門
サードパーティのデータやクラウド環境にあるマーケティングデータベースのデータを含め、主要なキャンペーン、製品の収益性、および予測情報をより的確に理解できる。 - 業務部門
在庫レベルを調査し、エンタープライズ・データウェアハウスから洞察を導き出し、広域なビジネスネットワーク、SKU管理のサプライチェーン、在庫出荷計画、製品のリコール、およびトレーサビリティ管理からデータを入手できる。 - 財務担当者
各部門の収入、コスト、および収益性に関する洞察を安全かつ確実な方法で提供でき、組織内で「詳細な事実に関する統一的な見解」を明確にできる。
SAPジャパン
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