日本オラクルは2009年11月25日、SaaSおよびクラウド・コンピューティングを提供する独立系ソフトウェア・ベンダーが、初期投資を軽減しながら、オラクルの最新技術プラットフォームを使用できる仕組みとして、オラクルの特定製品のライセンスおよびサポートを月額単位で利用できる新しい商用ライセンスモデル「Oracle SaaS for ISVs」の提供を2009年12月1日より開始すると発表した。
「Oracle SaaS for ISVs」を利用することで、独立系ソフトウェア・ベンダーは初期投資の軽減ができるため、SaaSビジネスへの新規参入が容易になる。また月ごとにCPUライセンスを増減できるため、システム資源を有効活用できるだけでなく、キャッシュフローの適正化が可能となる。
同サービスの特長は以下のとおり。
- 利用条件
自社製アプリケーションでSaaSビジネスを行う独立系ソフトウェア・ベンダー
Oracle Partner Networkに加盟していること(パートナーカテゴリ問わず)
アプリケーションの事前申請を行うこと(複数製品の登録可能) - 運用方式
利用CPUライセンスの月額使用量に応じた後払い方式
月単位で利用CPU数の増減が可能
月単位で解約可能 - 価格
月額 国内定価の3.5%(ライセンス・サポート費用を含む)
例)「Oracle Database Standard Edition One」1CPUを使用した場合
→ 66万1,920円(1CPU/税込)×0.035 =2万3,167円(税込) - 適用可能製品(2009年11月現在)
・Oracle Database Standard Edition One
・Oracle Database Standard Edition
・Oracle Database Enterprise Edition
・Oracle Real Application Clusters
・Oracle Partitioning
・Oracle Active Data Guard
・Oracle Diagnostics Pack
・Oracle Tuning Pack
・Oracle Change Management Pack
・Oracle Configuration Management Pack for Oracle Database
・Oracle WebLogic Server Standard Edition
・Oracle WebLogic Server Enterprise Edition
・Oracle WebLogic Suite
・Oracle Internet Application Server Standard Edition One
・Oracle Internet Application Server Standard Edition
・Oracle Internet Application Server Enterprise Edition
日本オラクル
http://www.oracle.com/