野村総合研究所(以下、NRI)は2009年12月18日、企業のシステム開発におけるテスト工程を効率化する、テスト自動実行支援ツール「てぷらぱ」にERPパッケージSAPに対応する機能を追加した「てぷらぱ Type-Q for SAP」の発売を発表した。「てぷらぱ」は、テスト自動実行の準備からテスト結果の検証までをトータルにサポートするツールである。Excelを利用してテストスクリプトを作成するので、GUIアプリケーションテストの準備から比較検証にわたる全工程で省力化され、手動によるテストに比べ最大75%(NRIによる試算)の工数削減を実現できる。
「てぷらぱ」は、Webアプリケーションに特化した「てぷらぱType-R」と、Windowsアプリケーションなどの幅広いアプリケーションに対応する「てぷらぱType-Q」の2つのプラットフォームパッケージで提供されている。今回発売の「てぷらぱ Type-Q for SAP」は、「てぷらぱ Type-Q」をSAPアプリケーションに対応させて開発された製品である。
「てぷらぱ Type-Q for SAP」は、Excelインターフェースを利用することでテストスクリプトの作成および修正を容易にし、また証跡の保管・比較を行う機能により、テスト準備から比較検証にわたる全テストプロセスにおける省力化を実現。これにより、SAPアプリケーションに対するテスト自動化を容易にし、バージョンアップやパッチリリースごとに行う回帰テストのコスト削減を可能にする。
「てぷらぱ」の特徴は次のとおり。
- テストスクリプト作成にコーディングスキルが不要
Excelのシートに自動実行の内容を記述したり、テスト動作を指定する関数をプルダウンで選択したりすることで、テストスクリプトが自動生成される。コーディングスキルのない担当者でも作業できるため、初回導入時の工数を抑制できる。 - 2回目以降のテスト実行はさらに効率的に
作成済みのテストスクリプトから、データが異なるテストの連続実行・エビデンス取得・比較検証といった一連のテスト作業が完全に自動化されるため、テスト工数が削減される。またExcelのシートでテストスクリプトを作成するため、テストスクリプトが部品化され、テストケースやテストデータの再利用性、テストスクリプトの保守性が向上する。 - テスト結果の監査・検証が容易
エビデンスは、Excelのシートに定義されたテストパターンに基づいて自動的に整理されるため、テスト結果の管理が容易になる。また、再テストを実行した際に、過去のテスト結果との比較も自動で行うことができる。
NRIは今後、「てぷらぱ」をNRIグループのシステム基盤ソリューション「GranArch(グランアーク)」の「システム開発基盤ソリューション」中核製品のひとつとして、企業のシステム開発の品質と効率性の向上を支援していくという。
「てぷらぱ」
http://www.nri.co.jp/products/infrastructure/teplapa.html
GranArch
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野村総合研究所
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