[市場動向]

東芝ソリューション、クラウドビジネスへの取り組みとサービスのメニュー化などを発表

2010年1月14日(木)IT Leaders編集部

東芝ソリューションは2010年10月13日、企業の課題解決を行う新たなクラウドビジネスへの取組みを発表した。同社は、蓄積したシステムインテグレーションノウハウをクラウドビジネスにも活用し、インテグレーションを中核としたクラウドサービスをメニュー化する。また、特色のある同社製アプリケーションのSaaS対応を順次行うとしている。

トータルクラウドサービスメニューは、次のとおり。

(1) クラウドの最適活用を企画/計画する「クラウドコンサルテーション」

  • 運用診断(性能、可用性、ファシリティ、セキュリティ)
  • クラウドを活用したシステム統合化プラン、システム移行プランの企画立案
  • アプリケーション・システムの現状診断と評価など

(2) アプリケーション構築基盤技術を活用した「クラウドアプリケーション構築」

  • SaaSを活用したインテグレーション
  • 自製アプリケーションのSaaS提供
  • SaaS化アプリケーション構築
  • SaaS化基盤サービス提供

(3) 仮想化・サーバ統合技術などによる「クラウド基盤構築」

  • 仮想化技術、サーバ統合技術などを活用したプライベートクラウド基盤の構築
  • データセンターサービス

(4) クラウド環境の運用をサポートする「クラウド運用サポート」

  • 複数のクラウド活用システム、既設システムを跨いだ運用管理アウトソーシングサービス

体系化された上記4つのサービスメニューにより、導入検討フェーズから設計構築フェーズ、運用フェーズにいたるシステムライフサイクル全般において顧客の課題解決をサポートする。

SaaS対応については、特色のある同社製アプリケーションから順次SaaS化し、サービス提供を開始する。主なものは次のとおり。

  • 同社の独自技術である日本語処理技術
  • XML技術を活かした情報活用機能
  • 文書管理、ファイル共有、コミュニティ、翻訳、情報分類・分析など基盤機能および規程管理、内部統制文書管理、品質管理、開発管理、保守管理などのサービス
  • 人財管理ソリューションとして定評のある教育管理システム「Generalist/LM」

今後のクラウドビジネスにおいては、既存システム、プライベードクラウド、パブリッククラウドが混在した環境での可用性、信頼性、保守性の高いシステム構築・運用が重要となってくる。こうしたなか、同社は長年培ってきたマルチベンダ対応力と、製造、金融、流通、メディアや官公庁、自治体などさまざまな分野の業種・業務に特化したソリューション提供のノウハウやシステム構築力を活かし、クラウドビジネスにおけるトータルなサポートを目指す。

また、同社のIT技術研究所を中心にクラウド関連技術の研究開発を進めてきた成果を応用し、ハイブリッドクラウドをシームレスに連携させるクラウド構築・運用技術、クラウド時代の新たなセキュリティ脅威に対応するクラウドセキュア化技術などの分野で差異化を図っていくとしている。

東芝ソリューション
http://www.toshiba-sol.co.jp/

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