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ウイングアーク、ERPデータを活用するデータ分析テンプレート「Speed Cube」を発表

2010年1月27日(水)IT Leaders編集部

Form&Dataのウイングアーク テクノロジーズ(以下、ウイングアーク)は2010年1月26日、ERPに蓄積されたデータの活用を可能とするデータ分析テンプレート「Speed Cube(スピードキューブ)」の出荷を同日より開始すると発表した。また、同製品の出荷開始にともない、ユーザーの課題解決に応える活用実践セミナーも実施する。

ERPのデータを自在に分析できる環境を構築するためには、データ抽出のためのデータベース項目の設定やキューブ(多次元の階層構造をもったOLAPデータ)の設計など、膨大な時間と開発工数を要する。また、業務ニーズにあわせて定義を変更することが難しく、これらの開発の作業には専門的な知識と技術が必要とされている。

このような課題を解決するために開発された「Speed Cube」は、ERPに蓄積されたデータを、データ活用ソリューション「Dr.Sum EA」上に保持するためのデータ構造、業務に直結した分析テンプレート等をパッケージとして提供する。具体的には、ERPからのデータ抽出のためのノウハウ、Dr.Sum EAのビュー定義、クエリー等、BI環境構築に必要なテンプレートを提供する。これにより、複雑な開発プロセスをかけずに、基本的にはERPからのデータ抽出とDr.Sum EAへのデータインポート作業のみで、短期の構築が可能になる。同製品はSAP社製品に対応しているが、今後はその他ERPにも順次対応枠を広げていくとしている。

「Speed Cube」の特徴は次のとおり。

  • 短期システム構築・開発不要
    要件定義、データ項目マッピング、キューブ設計/開発、クエリー設計/開発、テスト稼働など、これまで約10~12カ月の構築期間を必要としていた作業を、約2日で構築できる。
  • 導入/運用コストの削減
    約1/4のコストで導入を実現できる(ウイングアーク テクノロジーズ調べ)。
  • 柔軟な集計環境
    販売管理、購買管理、在庫管理、財務会計、生産管理向けのテンプレートを用意し、基幹業務に必要なビュー定義を実装しているため、例えば、売れ筋分析/販売予測/需要予測/要因分析などを在庫計画や生産計画に活かすなど、統計や解析も含めた機能を提供する。
    また、業務情報を統合管理でき、リアルタイムに経営状況を把握することができる。

「Speed Cube」の価格構成は次のとおり。

販売価格は、2000万円~(Dr.Sum EAが別途必要)。
年間保守費用は、300万円。
同社サービスパートナーによるインストール作業(50万円~/2日間)が別途必要。


なお同社は、東京と大阪において、SAPユーザー・導入検討企業必見「儲かるためのSAPデータ活用実践セミナー」を開催する。

東京会場 : ウイングアーク テクノロジーズ セミナールーム
日時 : 2010年2月4日
受講料 : 無料
定員 : 50名

大阪会場 : ウイングアーク テクノロジーズ 西日本営業部セミナールーム
日時 : 2010年2月23日
受講料 : 無料
定員 : 24名


なおウイングアークは初年度、大手・中堅企業のマネジメント層、経営者層を対象に、「Speed Cube」20ライセンスの販売を目指すとしている。

「Speed Cube」
http://www.wingarc.com/opm/speedcube.html

セミナー詳細「東京会場」
http://www.wingarc.com/product/dr_sum/seminar/information.php?f_id=143

セミナー詳細「大阪会場」
http://www.wingarc.com/product/dr_sum/seminar/information.php?f_id=147

ウイングアーク テクノロジーズ
http://www.wingarc.com/

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