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アグレックスとOKIコンサルティングソリューションズ、預金データ整備・名寄せ「PayOffパック・トリリアム」を強化

2010年1月30日(土)IT Leaders編集部

ITホールディングスグループのアグレックスとOKIグループの沖コンサルティングソリューションズ(以下、OKIコンサルティングソリューションズ)は2010年1月29日、預金保険機構におけるシステム検証の最新の見直し(第5版)に対応して、金融機関向けに販売してきた預金データ整備・名寄せソリューション「PayOff(ペイオフ)パック・トリリアム」のバージョンアップを行い、2月より販売を開始すると発表した。

「PayOff パック・トリリアム」は、米TrilliumSoftware(トリリアムソフトウェア)社のデータクレンジング・名寄せツール「TRILLIUM(トリリアム)」をベースにしたソフトウェアである。OKIグループの金融機関向けシステム実績を背景としたOKIコンサルティングソリューションズの企画力と、「TRILLIUM」を保有し、CRM構築に多数の実績をもつアグレックスが連携して同製品を商品化し、現在20行以上の金融機関への導入を実現している。

ペイオフ導入に向けて預金保険法で定められた「金融機関の平時からの精度の高い預金データ整備・作成」に関する作業の軽減と預金データの精度向上を図る製品として、両社は2003年5月より「PayOff パック・トリリアム」を販売してきた。そして2009年9月に、預金保険機構が、各金融機関の確認・修正作業をより効果的かつ効率的に行えるよう、再点検用データの抽出条件を改定した第5版を発表したことに伴い、今回同製品も第5版に対応したバージョンアップが行われた。

「PayOff パック・トリリアム」の主な特長は次のとおり。

  1. 「名寄せデータ整備点検・是正支援システム」のアウトプットがそのまま営業店への作業指示書になる。
  2. きめ細かな点検単位にデータが分類されるため、是正作業が容易になる。
  3. 作業結果の品質も整備後データを本システムにもう一度かけることでスムーズに管理できる。
  4. 「名寄せデータ整備点検・是正支援システム」のアウトプットがEXCELに出力されるので、デスク上のPCですぐ手直しできる。
  5. 整備手順が標準化されているので、担当者が変更になった場合でもデータ整備の品質を維持できる。
  6. 金融庁や預金保険機構、経営層などからの問い合わせに対し、いつでもデータ整備実態の最新統計データを出力できる。

バージョンアップによる主な強化ポイントは次のとおり。

  1. 従来より知識処理として対応してきた検証項目(住所名寄せおよび漢字氏名名寄せ)が、今回預金保険機構の追加検証項目となったことから、それに対応して検証項目を変更。
  2. 検証のたびに繰り返し抽出される個人年齢100歳以上の正当データを排除するなど、正当と確認されることの多いデータの抽出条件を変更。
  3. 名寄せの際に重要な参考項目となる「電話番号」や「住所」が登録されていないデータを抽出する。
  4. 「データ整備不可能預金者」として整理する際の金額上の目途として示している「残高10万円以下」のデータを抽出対象外にする。

「PayOff パック・トリリアム」の標準価格は、2150万円(Windows 版)、保守費用は、年間306万円(税別)。

両社では、今後3年間に累計100ユーザーへの納入を目指すとしている。


アグレックス
http://www.agrex.co.jp/

OKIコンサルティングソリューションズ
http://www.okiconsulting.com/

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