CSKシステムズは2010年2月15日、インターネットを通じてさまざまな企業へ広くサービス提供されている「パブリッククラウド環境」の利便性やコストメリットと、特定の企業向けにサービス提供されている「プライベートクラウド環境」の高セキュリティの両方の利点を組み合わせて、効率性と安全性を両立させた企業内システムを実現する「ハイブリッドクラウド環境構築サービス」を同日から提供開始すると発表した。
「ハイブリッドクラウド環境構築サービス」の概要は以下のとおり。
- クラウドIT基盤選定コンサルティングサービス
国内外の各種パブリッククラウドサービスについて調査し、運用コストを低減して柔軟性や拡張性の確保が可能な、最適なクラウドサービスの選択を支援。これにより、ユーザーへ最適なクラウドサービスを選択し、各種サービスを組み合わせたシステムの提案を行う。また、既存システムをクラウド環境に移行することも考慮した、投資効果の高い企業システムの実現を支援する。 - プライベートクラウド構築サービス
クラウド環境の利便性と高セキュリティの要求を両立させた、ユーザー専用のプライベートクラウド環境を構築。商用仮想化製品や、オープンソースを活用し、パブリッククラウド環境と同様の機能・効果をプライベートクラウド環境で提供する。高セキュリティの確保と運用の標準化、自動化を促進し、安全で利便性の高いIT基盤を構築する。 - ハイブリッドクラウド対応システム構築サービス
同社のアプリケーション基盤「arvicio2(アルビシオ2)」を活用し、パブリッククラウド環境・プライベートクラウド環境・既存の顧客システムを融合する、認証機能・システム連携機能を構築し、高セキュリティでユーザー利便性と投資効果の高いクラウド環境を構築。 - SaaS型アプリケーション開発サービス
クラウド環境で利用可能なSaaS型で標準化されたアプリケーションシステムを、IT企画からシステムの本番稼働までの期間を最短化して提供する。
同社は2012年度までに、クラウドコンピューティング関連事業で、250億円の売上を見込む。
CSKシステムズ
http://www.csk.com/systems/