ローソンソフトウエア ジャパンは2010年2月24日、製造・流通業向けERP(統合業務)ソフトの新版「Lawson M3 10.1」を出荷した。新版では、各種の機能強化を施した。価格は、最小構成(20ユーザー)で600万円から。販売目標は、2011年度(2010年6月~)に20件8億円。開発会社は、米Lawson Software。
Lawson M3は、製造・流通業向けのERPパッケージ。ファッション/プロセス製造(食品・飲料)/流通/設備サービスの各業種に向く。機能は、生産/販売/物流/需要予測などで構成。業種ごとの機能の例として、SKU(単品)単位の管理(ファッション向け)、消費期限管理やプロセス・バッチ生産(プロセス製造向け)、トラック積荷/引当管理/梱包(流通向け)などを備える。
今回の新版では、100以上の主要なビジネス・プロセスを強化するとともに、業界に特化した機能を追加/強化した。例えば、ファッション向けには、品揃え/補充計画、製品ライフサイクル管理を追加。食品・飲料向けには、不定貫機能を拡張し、SCMの効率を改善。設備サービス向けには、装置収益性管理、保証とクレーム管理などを追加した。
システムのアーキテクチャはWebシステム。Javaアプリケーション・サーバー環境で動作し、フロントエンドにはWebブラウザ(IE)のほか、Microsoftの.NETで構築した専用のアプリケーション画面を利用して操作性を高めている。