インテルは2010年3月17日、プロセサ「Intel Xeon 5600シリーズ」(開発コード名:Westmere-EP)を発表した。2009年4月に発表した「Xeon 5500」の後継モデルで、新たにコア数を6個にしたほか、セキュリティを強化する技術を取り入れた。
| コア数(最大) | 3次キャッシュ (最大) |
製造プロセス | インテルTXT | インテルAES-NI | TDP(熱設計電力) | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Xeon 5600シリーズ | 6 | 12MB | 32nm | ○ | ○ | 130W(サーバー、ワークステーション) |
| Xeon 5500シリーズ | 4 | 8MB | 45nm | − | − | 95W(サーバー)、130W(ワークステーション) |
Xeon 5500に比べて仮想化環境下のオーバーヘッドを削減できるようにした。性能向上の理由をマーケティング本部の徳永貴士氏は、「ハイパーバイザーやOS提供ベンダーと連携し、プラットフォーム全体を強化したことによる」と説明する。「Xeon 5100と比較すると最大8倍の性能向上が可能。旧プロセサを使用するユーザーは、5600へ移行することで仮想環境下のパフォーマンスを大幅に向上できる」(同氏)。
セキュリティ面の機能強化も図った。具体的には、不正プログラムを検知する「インテルTXT」と、データを暗号化する「インテルAES-NI」と呼ぶ2つの技術を搭載した。暗号化処理によるオーバーヘッドにも配慮し、「Xeon 5500よりも大量のSSLトランザクションを高速に処理できる」(同氏)。
なお、プラットフォームはXeon 5500を踏襲するため、既存のXeon 5500環境にてプロセサを交換するだけでサーバーの処理能力を向上することができる(BIOSの変更は必要)。
価格は、動作周波数が3.33GHzとなる最上位モデル「Xeon X5680」が15万1080円。 (折川)
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