クレオは2010年4月8日、伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC)が、クレオのシステム運用管理ソリューション「ZeeMサービスデスク」(ジームサービスデスク)のASP型サービスを導入したことを発表した。ZeeMサービスデスクは、システム運用管理のコスト最適化とサービスレベル向上を、低コスト・短期間で実現するICTソリューションである。
CTCは、同ツールの導入により、問い合わせ対応を初めとしたシステム運用管理業務の効率化を図りコストを削減。また同時に、継続的なシステム運用管理業務の最適化を行うため、ITILに基づく運用管理プロセスの見える化も実現した。
CTCの情報システム部では、社内およびグループ企業における基幹系システム・情報系システム・ネットワークなど、情報システムや情報・通信インフラの開発/保守/運用を行っている。毎月基幹系システムだけで3000~6000件の問い合わせに対応しており、システム運用管理業務に次のような課題を抱えていた。
- 問い合わせ件数が多く、新システムの導入時など、迅速かつ的確な対応ができない。
- システム運用管理業務に関わる運用支援サービス会社など、複数の組織間でタイムリーで十分な運用情報が共有できない。
- 情報の有効活用ができないため、障害に対する予防的な措置を行えない。
そして今回、システム運用管理ツールとして、クレオのシステム運用管理ソリューション「ZeeM サービスデスク」専用サーバASP(Exモデル)を導入。管理要員やサーバなどの初期投資を必要とすることなく、システム運用管理の業務革新を低コスト・短納期で実現した。
主な選定理由は次のとおり。
- システム運用管理業務の網羅性と業務適合度の高さ。
- 問い合わせ対応業務を、Webブラウザはもちろん、メール自動取込機能によって従来と同様にメールでも行える。
- サーバなどを導入する場合と比べて初期費用が安価であることに加え、導入決定から2カ月程度の短期間で利用開始が可能。
- 専用サーバASP(Exモデル)により、ASP利用によるセキュリティ上の不安解消とカスタマイズ対応が可能。
主な導入効果は次のとおり。
- 問い合わせに対する対応者間の情報共有・調整などを効率化し、運用コストの削減を実現。
- 問い合わせ対応をはじめとする各種運用業務の所要工数など、定量的な見える化を実現。
- ITILフレームワークに基づく運用プロセスと組織を超えた的確な情報共有を実現し、システム利用者に対するサービスレベルを向上。
クレオ
http://www.creo.co.jp/index.shtml
伊藤忠テクノソリューションズ
http://www.ctc-g.co.jp/
(修正2010年4月9日15:57)当初「CTCは、同ツールの導入により、問い合わせ対応を初めとしたシステム運用管理業務の効率化を図り、約2名分のコストを削減」としていたのは、「CTCは、同ツールの導入により、問い合わせ対応を初めとしたシステム運用管理業務の効率化を図りコストを削減」の誤りでした。リリース本文の修正に伴う修正です。本記事では修正済みです。