McAfee Inc.の日本法人であるマカフィーは2010年5月13日、「McAfee Firewall Enterprise」(ファイアウォール エンタープライズ)の新バージョンの日本国内での提供を予定していることを発表した。2010年6月頃からの提供を予定しており、製品の詳細や発売日についての発表は後日となる。
「McAfee Firewall Enterprise」は、多層防御によるセキュリティを可能にするファイアウォール製品であり、クラウド技術を活用した新バージョンは、従来のファイアウォール技術では実現できなかった「アプリケーションの可視化」を可能とする。その結果セキュリティ管理者は、ポリシーを容易に施行できるようになるという。
発表によるFirewall Enterprise新バージョンの特徴は以下のとおり。
- 幅広いWebアプリケーションを識別、管理することが可能
- リアルタイムの保護を可能にするクラウドベースの「Global Threat Intelligence」を活用することにより、Webアプリケーション関連のリスクに関する最新の情報を管理者に提供できる
- 新たに搭載予定の「ユーザー認識機能」により、企業のセキュリティポリシーに合わせた、市場トップクラスのネットワーク対策を実現可能
- ユーザーベースで活動を監視、可視化する新しいテクノロジにより、ユーザーとアプリケーションの情報を緊密に関連づけ、わかりやすい情報を提供可能
なお同社は、5月12日~14日に東京ビッグサイトで開催中の「第7回情報セキュリティEXPO」のマカフィーブースにおいて、同製品のベータ版を出展している。
McAfeeのセキュリティ研究レポート
http://www.mcafee.com/japan/security/publication.asp