NECは2010年4月21日、セキュリティシステムの要件定義から構築までを支援する統合セキュリティ製品「SecureSociety(セキュア・ソサイティー)シリーズ」を強化した。クラウドコンピューティング環境を想定したメニューを新たに用意すると共に、「SecureSociety営業/事業推進グループ」と呼ぶ50人体制の専任部門を新設。大手・中堅企業やデータセンター事業者、官公庁に拡販し、今後3年間で600億円の売り上げを目指す。
追加したメニューは2つ。(1)「統合ID管理システム構築ソリューション」は、オンプレミスとクラウドのユーザー管理および認証を一元管理するシステム。(2)「セキュア情報流通ソリューション」は、オンプレミスとクラウドを対象に、ユーザーの本人確認や文書閲覧/編集といったアクセス権を管理するもの。人事異動や退職で権限を喪失したユーザーがクラウド上の文書を不正利用するのを防ぐ。
価格は、統合ID管理システム構築ソリューションが1000万円から。セキュア情報流通ソリューションが800万円から。 (栗原)