SAPジャパンは2010年6月8日、連結決算開示に関わる業務を効率化する「SAP BusinessObjects Financial Consolidation(エスエイピー・ビジネスオブジェクツ・ファイナンシャル・コンソリデーション)」の導入支援ツールであるIFRS対応用スターターキットの日本語版の提供を同日から開始すると発表した。「SAP BusinessObjects Financial Consolidation」を導入している顧客を対象に、無償ダウンロードの形で提供される。
2015年に適用が見込まれるIFRS(国際財務報告基準:International Financial Reporting Standards)に対応する企業を支援するため、SAPでは、財務情報を連結、統制し、報告のプロセスを合理化した上で決算処理を迅速化し、制度連結と管理連結の統一基盤を提供する「SAP BusinessObjects Financial Consolidation」をIFRS対応ソリューションとして展開している。今回提供を開始するIFRS対応用スターターキットは、「SAP BusinessObjects Financial Consolidation」導入の際に、IFRSに準拠した連結ルールや計算、固有の勘定項目などの設定を簡単にするツールである。これを活用することで初期導入が容易になり、コスト削減や導入期間の短縮を実現できる。また同時に、IFRS導入時に企業が直面する制度対応とシステム対応の両方の課題を解決する。
IFRS対応用スターターキットの特長は次のとおり。
- 導入時間の短縮
パッケージ化されたツールのコンテンツを利用することで、「SAP BusinessObjects Financial Consolidation」の導入時間を最大で8割短縮することができる。これにより、基本設定に関わるコストも削減できる。 - 会計基準準拠と会計ルール遵守を実現
財務連結と内部統制のベストプラクティスを含む専門知識が組み込まれて、国内外の財務基準準拠と財務規則に遵守する基盤を提供する。これにより、容易かつ迅速に企業コンプライアンスに対応できる。また、法定レポート作成や経営上の意思決定の際にも、これらを基に信頼できるデータを入手、参照することができる。 - 設定の最適化
IFRSに準拠した制度連結の実行、承認、提出に関するすべての財務処理要件に対応する。データ収集、明細表の入力文書、ビジネスルールと計算、コントロールレポートまでさまざまな標準的な設定情報が事前に組み込まれている。これらを活用して、要件に応じて勘定科目表などをカスタマイズし、最適化することができる。
なお、6月23日に同社が開催する「SAP IFRS CONFERENCE 2010」において、「経営管理の高度化を見据えたIFRSへの制度対応」、「欧州を中心とする対応事例」、「実際の対応プロジェクトのあり方」など、最新のIFRS関連トピックが紹介される。
「SAP IFRS CONFERENCE 2010」
http://www.sap.com/japan/j-ifrs/
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