スカイアーチネットワークスと、東京大学との産学連携企業で情報検索技術を提供するリッテルは2010年8月5日、同日より「Hadoopコンサルティング」サービスを共同で開始したことを発表した。
「Hadoopコンサルティング」サービスは、巨大なデータ処理の時間短縮を課題に抱える顧客に、Hadoopおよび関連技術の導入コンサルティングを行うサービス。顧客のシステム概要と課題をヒアリングし、Hadoopおよび関連技術(Hive、Pig Latin、Hbase、Mahout、Zookeeperなど)の検証を行ない、最適な技術を適用した情報処理システムを提案する。その後、(1)ロジック開発(MapReduce)、(2)Hadoop APIの提供、(3)パフォーマンス測定を行なう。
Hadoop活用のメリットは以下のとおり。
- 既存のRDBMSやバッチ処理システムでは扱えない規模のデータを処理できる
- 時系列データ処理、地図データ処理などの複雑な集計処理が実現できる
- 処理サーバー数の増減の自由度が高く、状況に合わせてインフラを柔軟に変更できる
両社は、今回のサービス開始を機に、Hadoop分野での連携を強化。コンサルティングで得られた市場のニーズを反映してサービス開発を進め、2010年中に新たなサービスを発表する計画。
スカイアーチネットワークス
http://www.skyarch.net/