貨物自動車運送業などを行う総合物流企業のバンテック(本社:神奈川県横浜市)は2010年8月24日、同社の社内メールシステム(メール利用者約3,000人)として、マイクロソフトの「Microsoft Exchange Online」を採用し、2010年10月より本格的な運用を開始すると発表した。
今回のシステムでは、ソフトバンク・テクノロジーが開発したID管理システム「Online Service Gate」を、マイクロソフトのクラウドコンピューティングプラットフォームである「Windows Azure Platform」上に構築し、「Microsoft Exchange Online」と連携することで、従来(社内設置型)と同等のセキュリティをクラウドサービスでも実現すると同時に、社外からのアクセスに対しても高いセキュリティレベルでのアクセス管理と端末の制御を実現したという。
「Microsoft Exchange Online」を含むマイクロソフトのクラウドグループウェアである「Microsoft Online Services」と、クラウドプラットフォームである「Windows Azure Platform」が連携したソリューションの
採用は国内初となる。
同社は、企業向けメッセージングサービスである「Microsoft Exchange Online」の採用にあたり、クラウドの特徴を活かした短期間かつ低コストでの導入が可能であることや、企業向けコンサルティング部門であるマイクロソフトコンサルティングサービスによるサポート体制を含めたきめ細かなコンサルティグサービスの充実などを高く評価し、今回の導入に至ったという。