京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は2010年8月26日、ユーザーのIT環境改善に向けた戦略の立案、設計から移行、運用、継続的改善までをサポートし、IT資産のライフサイクルをトータルで管理するITライフサイクルマネジメントサービス「GreenOffice LCM」を2010年10月より提供開始することを発表した。
同社は、これまで仮想化技術を活用したITインフラの構築やMVNOをベースとした各種モバイル通信サービスなどのソリューションをユーザーに導入し、その上で導入後のシステム運用・サービスデスクなどのアウトソーシングサービスを提供してきた。ユーザーの要望に応える形で、新たに24時間365日対応のLCMセンターを開設し、従来提供してきたサービスをさらに拡張して「GreenOffice LCM」として2010年10月より提供を開始する。
「GreenOffice LCM」により、ユーザーはシステム運用の負荷軽減と運用コストの削減が可能となり、よりユーザー本来の業務に専念できる。また、IT資産の棚卸しや正確な情報管理が可能となることで、IT資源の有効活用と内部統制や情報セキュリティの対応を強化することが可能。
同サービスの特長は以下のとおり。
- 高品質で柔軟な対応
ITILに準拠したプロセス(戦略、設計、移行、運用、継続的改善)により、高品質な運用を実現。また、ユーザーの事業環境や顧客ニーズの変化に伴う運用の変更に対しても、同社が業務視点に立った提案を行い、柔軟な運用を実現する。 - 多彩なサービスメニュー
ユーザーの課題に合わせてパソコン、シンクライアント、ネットワーク、ITインフラ、アプリケーション、クラウドコンピューティングに対応したサービスメニューを用意。 - マルチベンダ対応
ベンダニュートラルな立場で、複数のサービスやプロダクトを比較、評価の上、 費用対効果に優れる機器などユーザーに適した環境を選択、調達する。また、ユーザーと複数ベンダ間の契約を一本化し、全ての保守、請求業務を一元化して管理する窓口となることで、ユーザーの運用負荷を軽減し、迅速に問題を解決する。
同社は、同製品の初年度の販売目標を10億円としている。
京セラコミュニケーションシステム
http://www.kccs.co.jp/