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シマンテック、包括的なコンテンツ管理で訴訟リスクに備える「Symantec Enterprise Vault 9.0」

2010年10月15日(金)折川 忠弘(IT Leaders編集部)

シマンテックは2010年9月7日、コンテンツアーカイブソフトの新版「Symantec Enterprise Vault 9.0」を発表した。企業に散在するメールやファイルをアーカイブし、訴訟や監査時における証拠保全と証拠提出作業を支援する。

新版はコンテンツを収集できるシステムの対象を広げた。マイクロソフトの「Exchange Server 2010 Service Pack 1」、「SharePoint Server 2010」、IBMの「Lotus Domino 8.5.1」や、シマンテックの「Symantec FileStore」で構築したNAS内のコンテンツをアーカイブできる。

クラウド上にあるメールをアーカイブすることも可能だ。新たに「Microsoft Exchange Online」をサポートし、社内に設置した保管用ストレージにアーカイブする。「クラウドとオンプレミスの違いを意識することなく、必要な情報を1つのアーカイブデータから探し出せる」(プロダクトマーケティング部 石井明氏)。

ストレージ容量を圧迫しないように不要データを効率よく削除する機能も盛り込む。「Enterprise Vault Discovery Accelerator」を利用することで、重複するデータを削除できる。これにより「データの総容量を70〜80%まで減らせられる」(石井氏)という。アーカイブ済みデータについても、事前に設定したポリシーに基づき、ある一定年数を過ぎれば自動で削除される。

価格は1000万円(1000名が利用する場合の参考価格、保守料は別途必要)。なお、クライアントにある非構造化データや、SharePoint Serverなどにあるアーカイブしていない共有ファイルの中から、Enterprise Vaultを使って必要な情報を検索できる技術「Enterprise Vault Discovery Collector(英語版)」を今後、日本語化していく予定だという。 (折川)

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