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エンバカデロ、DB設計ツール新版「ER/Studio XE」、Netezzaを加えた10個のDBに接続

2010年11月30日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

エンバカデロ・テクノロジーズ(Embarcadero Technologies)は2010年11月30日、データベース設計ツールの新版「ER/Studio XE」(日本語版)を販売開始した。12月中旬に出荷する。複数DB環境やチーム開発に有利なライセンス体系「XE」を適用したほか、DBとして新たにNetezzaを利用できるようにした。価格は、機能コンポーネントが14万円(税別)から、フル機能スイートが96万円(税別)から。

ER/Studioは、リレーショナル・データベース(RDB)を対象とした、設計/開発ツール。ER(Entity-Relationship)図を用いたデータ・モデリングや、BPMN(Business Process Modeling Notation)を用いた業務プロセス設計/概念モデリングを支援する。モデルとDBスキーマの双方向生成、論理モデルと物理モデルの双方向同期といった機能を備える。

新版では、同社のほかのデータベース関連製品と同様に、新たにXEブランドとして展開する。XEブランドの特徴は、主に2つある。1つは、主要なDBMS(ER/Studio XEで10個のDBMS)に対して追加ライセンスを導入することなく接続できる点。もう1つは、チーム開発時のライセンスを有効利用する仕組み「ToolCloud」を利用できる点である。

新版ではまた、接続可能なDBや稼働OSを拡張した。新たに、米NettezaのDWH(データ・ウエアハウス)アプライアンス(ソフトウエアのバージョンはNetezza 4.6/5.0)に接続してデータベースを設計できるようにした。稼働OSは、新たにWindows 7(32ビット/64ビット)を利用できるようにした。

ER/Studio XEを構成する主なソフトウエア製品(機能コンポーネント)は、以下の通り。(1)「ER/Studio Data Architect」は、ER図を用いたデータ・モデリング(論理モデル/物理モデル)ツール。単一DB版とマルチDB版を用意している。(2)「ER/Studio Business Architect」は、BPMNを用いたプロセス/概念モデリング・ツール。

これらの製品を含んだスイート製品は、2種類を用意。(a)「ER/Studio Enterprise」は、ER/Studio Data ArchitectやER/Studio Business Architectに加え、開発データを格納・共有するリポジトリやポータルなど各種のコンポーネントを含む。(b)「ER/Studio XE」は、ER/Studio Enterpriseスイートに加えて、チーム開発時にライセンスを有効活用する仕組み「ToolCloud」を搭載する。

それぞれの価格は、以下の通り。ER/Studio Data Architectは、18万円(税別)から。ER/Studio Business Architectは、14万円(税別)から。スイート製品の価格は、チーム開発向けのフル機能版「ER/Studio XE」が、96万円(税別)から。フル機能版の「ER/Studio Enterprise」が、26万円(税別)から。

写真1 ER/Studio Data Architectの画面

写真1 ER/Studio Data Architectの画面

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