ITホールディングスグループのTISは2010年12月2日、マジックソフトウェア・ジャパン(マジックソフト)のシステム連携ソリューション「Magic jBOLT」(マジック ジェイボルト)およびExcel活用ソリューション「Attack Board Core」(開発元:アグリーメント、販売元:TIS)を組み合わせ、社内に多数点在するExcelファイルを活用する、業務効率化ソリューションを両社で共同展開すると発表した。発表に合わせてTISは、Magic jBOLTの取り扱いを開始した。
Attack Board Coreは、Excelファイル内のデータをデータベースに投入する機能を持つアプリケーションで、複数のExcelファイルからデータを集計したり、入力フォームとして利用しているExcelファイルからデータを集約したりすることが可能。
一方、Magic jBOLTは、SAP等のERPからDB、Lotus Notes/Domino等のグループウェアなどとの多様なアダプター/コネクターを備えたシステム連携ツールで、企業内の各種システムに接続し、データを抽出することができる。
IT導入の進んだ多くの企業では、ERPやBIなど、経営判断に必要な情報を得るシステムインフラが整っていても、現場の生の情報が、ERP等の基幹システムにタイムリーに反映されないという課題も多く見受けられるが、Attack Board CoreとMagic jBOLTを組み合わせることで、企業の各現場部門に散らばる最前線のExcelファイル上のデータと、企業のシステム上のデータを自由に結びつけることが可能となる。
また予算編成のように、Attack Board Coreで収集、集計したデータを、Magic jBOLTを介して基幹システムへ更新することも可能で、それにより、これまで経営層に要求される週次や月次のレポート作成に要していた時間を短縮することができ、顧客や市場の変化に応じた的確な判断も可能となる。
Attack Board CoreとMagic jBOLTの組み合わせ効果として、以下が挙げられている。
- 現場に点在するExcelファイル上のデータと、ERP等基幹システムのデータを容易に組み合わせて、分析に必要なデータを集められる
- システムを連携させることにより、手動での転記やコピーがなくなり、効率と精度の面で有効
- 両製品とも短期間に設定、導入できるため、システム化の効果をすぐに活用できる
今回の協業に先立ち、TISとマジックソフトの両社では共同での顧客開拓、マーケティング活動を開始しており、すでに両社連携による提案、導入の実績もある。今後は、共同でAttack Board CoreおよびMagic jBOLTに関するセミナーなどのプロモーション活動、提案・販売活動を行い、両製品の拡販に努めていく。
「Attack Board Core」
http://www.tis.jp/service_solution/abc/
「Magic jBOLT」
http://www.magicsoftware.co.jp/products/jbolt/jbolt.html
ITホールディングス
http://www.itholdings.co.jp/