パシフィックビジネスコンサルティング(PBC)は2010年12月16日、製造業向けの統合業務(ERP)パッケージ「NAV-MANUFACTURING」を発表した。2011年1月末に販売開始する。中堅の製造業を主要なターゲットに据える。
NAV-MANUFACTURINGは、マイクロソフトのERPパッケージ「Microsoft Dynamics NAV 2009 SP1」をベースに、原価管理や品質管理、工程管理といった生産管理機能をモジュールとして追加したもの。Dynamics NAV本体が備える販売管理や購買管理、在庫管理機能といった機能は、そのまま利用できる。PBCは、Dynamics NAVの日本語化や国内販売を手がけている。
原価計算方法を充実させた。過去の実績を基に統計的に原価を算出する「標準原価法」に加え、月次単位で発生した原価の総平均を算出する「月次総平均法」を利用できる。これは、国内の製造業が棚卸し資産の評価方法として一般的に利用するものだ。「月次総平均法は、標準原価法をベースとしたSAP ERPやOracle E-Business Suiteといった欧米のパッケージ製品の多くでは実現が難しかった」(小林 敏樹取締役社長)。
品質管理については、材料の受け入れ検査や製品検査の管理機能など、マイクロソフトの中堅~大企業向けERPパッケージ「Microsoft Dynamics AX」が備えるものと同等の機能を実装した。生産スケジュールの管理は、外部パッケージとの連携で実現。アスプローバの生産スケジューラ製品との連携用インタフェースを備える。
価格は同時接続ユーザー11人の場合、Dynamics NAVの国内版(516万9000円から)と生産管理モジュール(500万円から)を併せて1016万9000円から。「カスタマイズで実現すると3000万~4000万円かかっていた生産管理機能を、モジュール化により安価に提供可能になった」(吉島 良平取締役)。保守サポート料金は、年間120万~180万円程度。2011年に10社の導入を目指す。
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