JBアドバンスト・テクノロジー(JBAT)は2010年12月16日、USBデバイスを用いて自宅PCから会社PCへの安全な接続手段を提供する「どこでも仮想PCコネクトPocket」を発表した。
「どこでも仮想PCコネクトPocket」は、自宅PCにUSBデバイスを挿すだけで、会社PCへ安全に接続し業務を遂行することが可能なUSB型の商品。JBCCホールディングスの事業会社でJBグループのオリジナルソリューション開発会社のJBアドバンスト・テクノロジー(JBAT)が提供する。
シリーズの「どこでも仮想PCコネクト」(ネットワークを通して社内のPCを操作可能なソフトウェア)と一緒に利用すると、通常のインターネット回線を介し画面操作情報を暗号化して送受信することでセキュリティを確保しながら利用できる。
USBデバイスにはすでに専用プログラムが入っているため、接続元である自宅PCへのプログラム導入は不要。USBデバイスの認証機能には「指紋認証方式」、「パスワード認証方式」の2タイプがあり、要望に応じて選択購入できる。
また、会社PCのデータは、接続元のローカルハードディスクやUSBデバイスには保存できず、画面キャプチャーも禁止することにより、情報漏洩を防ぐ。
どこでも仮想シリーズとして、以下の製品が提供されている。
- 「どこでも仮想BOX 2.0 安心パック」:安全にデータを持ち出し可能なUSBメモリ
- 「どこでも仮想オフィス」:USBに挿すだけで、自宅PCのセキュリティを高めてオフィスPCを仮想的に実現可能
- 「どこでも仮想PCコネクト」:セキュアなネットワークを通して社内のPCを操作可能
今回「どこでも仮想PCコネクトPocket」が加わりラインナップが強化された。同製品は日本ビジネスコンピューター(JBCC)を中心としたJBグループで販売する。価格はオープン価格となっている。
「どこでも仮想PCコネクトPocket」
http://www.jbcc.co.jp/products/soft/security/pcpocket/
JBアドバンスト・テクノロジー
http://www.jbat.co.jp/