日本NCRは2010年12月28日、全国に新都市型ホテルをチェーン展開するアパグループの「アパホテル<日本橋浜町駅南>」(本年12月21日開業)、「アパホテル<八丁堀駅南>」(同12月27日開業)に、同社のセルフチェックインシステムを納入したと発表した。
セルフチェックインシステムとは、従来フロントスタッフが対応していた宿泊客の予約確認・受付などのチェックイン処理や精算を、宿泊客自身が行えるシステムである。宿泊客にはフロントでの待ち時間の短縮を提供し、ホテルにはフロント業務の効率化による接客サービスへの重点的人員配備や新たな付加価値サービスの実現を可能とする。
アパグループは、2015年末までに現在の客室数を2倍の4万室に増やすという、中期5カ年計画「SUMMIT 5」を予定している。特に直営ホテルは、東京都内での開業を加速し、東京都心の中央区、港区、千代田区の3区内におけるホテル保有棟数No.1達成を目指している。
その中で、すばやく簡単なチェックインによる宿泊客満足度の向上、フロント業務の効率化を図るために、同システムの採用を決定した。NCR採用の理由としては、ホテル基幹システムとのインターフェース実績、スタイリッシュなデザイン、セルフレジを始めとするセルフサービス・ソリューション市場でグローバルに高いシェアなどを挙げている。そしてアパグループは、2011年も新店および既存店に同システムの導入拡大を予定している。
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