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ゲオ、新情報系システムを「Oracle Exadata」で構築

2011年1月6日(木)IT Leaders編集部

伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)と日本オラクルは2011年1月5日、ビデオレンタルショップ「GEO」を運営するゲオの新情報系システムに「Oracle Exadata」(オラクル・エクサデータ)を導入したと発表した。

ゲオ(本社:愛知県名古屋市)の新情報系システムは、ゲオが運営する各店舗の業績情報を集計・分析するシステム。「Oracle Exadata」を導入して複雑なシステムを統合したことで、データの処理速度の高速化を実現し、業績管理の処理時間を大幅に短縮した。

ゲオの新情報系システムの構築プロジェクトでは、CTCが「Oracle Exadata」を中心として「Oracle Business Intelligence Enterprise Edition」や「Oracle Enterprise Manager」といった周辺システムと合わせて、新情報システムの設計、構築及び、システム導入後の運用を担当。日本オラクルは国内における「Oracle Exadata」に関する導入実績と製品ノウハウを活用したコンサルティングサービスの提供を通じて、「Oracle Exadata」の導入を支援した。

ゲオはDVD・CD・ゲームソフト・書籍等のレンタル・リサイクル・新品販売を行う「ゲオショップ」、衣料・服飾雑貨等の中古品売買を行うリサイクルショップ「ジャンブルストア」、「セカンドストリート」などを、直営店舗を中心に展開する。

ゲオの店舗数は、2010年9月時点で1,315店舗、会員数は1,250万人以上に達する。ゲオでは、店舗数・会員数の大幅な増加にともなうシステムのパフォーマンス不足に加え、顧客分析システムや意思決定支援システムといった各種システムの分散化による運用の非効率が課題となっていた。そこでゲオは、各店舗の業績データを集計するシステムと、データを解析してレポーティングするビジネス・インテリジェンス・システムを統合する、新情報系システムの稼働を2010年9月より開始した。

CTCは、オラクル製品によるシステム構築で豊富な実績を有する。ゲオの既存データベースシステムはオラクル製品を中心に構成されており、このデータベースシステムの統合プロジェクトもCTCが担当した。またCTCは、「Oracle Exadata」をはじめとするオラクル製品や、様々なベンダーのサーバ、ネットワーク、エンタープライズアプリケーションを組み合わせた、マルチベンダー環境のシステム検証が可能な統合検証センター「テクニカルソリューションセンター(TSC)」(場所:東京都千代田区)を有する。このTSCにて、ゲオのシステム環境を想定した事前検証を実施したことで、構築からカットオーバーまで2ヶ月間という短期間でのシステム導入を可能にしたという。

さらにゲオは、新システムの保守業務を支援するサービスとして、CTCのリモート保守サービス「System Management Service for Oracle Exadata」(SMS for Oracle Exadata)を採用した。「SMS for Oracle Exadata」 は、システム障害が起きた際、リモート環境から障害の切り分け、解析をするサービス。これにより、障害発生時においても、迅速な原因追求および復旧に向けた調査が可能となった。

CTCは今後、ゲオのシステム拡張を支援するとともに、培った実績を元にした「Oracle Exadata」ビジネスの推進に注力するという。

伊藤忠テクノソリューションズ
http://www.ctc-g.co.jp/

日本オラクル
http://www.oracle.com/jp

ゲオ
http://www.geonet.co.jp/

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ゲオホールディングス / Exadata / Oracle / CTC / 小売 / 店舗

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