CSKは2011年1月28日、自社のJava EEアプリケーション基盤フレームワーク製品「arvicio2(アルビシオ2)」の最新版をリリースしたと発表した。
最新版「arvicio2」では、主に分散処理、システム連携の2機能を追加し、大規模・複雑化するシステム開発をさらに効率化することが可能となった。
同製品の新機能は以下のとおり。
- 分散処理機能
システム開発におけるデータ処理を、複数のアプリケーションサーバ(APサーバ)に分散させることにより、データアクセス速度を大幅に向上させる。また、APサーバの1つにトラブルが発生した際に、データ処理を他のAPサーバに振り分けるため、データ処理を継続して実行することが可能。 - システム間連携機能
異なるシステムの実行環境(企業内環境/プライベートクラウド環境/ハイブリッドクラウド環境)間において、複数の処理とデータを連携させる仕組みを提供する。これにより、企業内システムに、SalesforceやAmazon S3などのクラウドサービス上のアプリケーションに蓄積されたデータを転送するなどといった処理が可能となり、システム実行環境を自由に組み合わせた効率的なシステム開発が実現できる。