野村総合研究所(NRI)は2011年1月27日、システム開発におけるマネジメント業務を支援する開発管理統合サービス「Collaborossa(コラボロッサ)」を同日から提供開始すると発表した。
野村総合研究所(NRI)の「Collaborossa」は、システム開発におけるマネジメント業務に必要な各種管理機能と、プロジェクトデータを一元管理する機能をワンストップで提供するサービス。
同サービスを利用することで、プロジェクト全体の可視化とタイムリーかつ定量的な状況把握が可能となるため、システムの品質を向上することが可能。さらに、プロジェクトごとにバラバラだったマネジメントプロセスを共通化し、マネジメント業務の効率化を実現する。
従来のExcelなどを用いた特定業務ごとの管理方法と比較すると、最大で約30%(NRI試算)のマネジメント業務工数の効率化が見込まれる。同サービスの特長は以下のとおり。
- 【正確性】正確なプロジェクト情報の収集と可視化
・プロジェクトメンバーが入力する情報に基づいた、プロジェクトの状況(進捗、品質、生産性)をタイムリーに把握できるため、鮮度の高い正確な情報による適切なマネジメントの遂行が可能。
・必須入力項目のチェックやプルダウン形式での選択入力など、ツールによって入力作業を支援し、管理対象項目の情報を漏れなく正確に情報収集できる。 - 【柔軟性】各種プロジェクトへの柔軟な適用
・既存のプロジェクトマネジメント標準にあわせて、プロジェクト固有の管理属性情報をツールへ登録設定し利用することが可能。 - 【効率性】現場視点の徹底した効率化
・開発現場で広く利用されているExcelを使って、プロジェクト情報の入出力ができるため、現場の抵抗感も少なくスムーズな導入が可能。
・マネジメント情報が一元管理されることにより、情報収集や集計作業に手間をかけず、最新の状況を把握することが可能。
・サービス形式で利用できるため、マネジメント環境の構築に必要となる手間と時間を削減する。 - 【継続性】実績データに基づく各種指標の導出と活用
・継続的に様々なプロジェクトでこのサービスを活用することで、システム特性に応じたプロジェクトの定量的な実績データが蓄積され、新たなプロジェクトを計画する際に、過去のデータを参考にしながら、目標計画を立てることが可能になる。
野村総合研究所
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