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みずほ情報総研、IFRS対応の資産除去債務管理システム「AROptimizer」を発売

2011年2月22日(火)IT Leaders編集部

みずほ情報総研は、IFRS(国際会計基準)対応ソリューションの資産除去債務管理システム「AROptimizer」(エーアールオプティマイザー)の販売を2011年2月21日より開始した。

日本基準からIFRSへのコンバージェンス(収れん)対応の一環として、2010年度の財務報告書から「資産除去債務」の報告が企業に義務付けられている。企業は次年度以降も繰り返し、資産の追加、計上済み債務の見直しなどを実施し報告する必要があることから、同社では、対象資産の債務性評価、将来の除却費用(キャッシュフロー)の算出、財務影響額のシミュレーションなどを行うことができる資産除去債務管理システムとして、AROptimizerを開発した。

同システムの特徴は以下のとおり。

  • 情報収集段階で、各地の事業部門による分散入力に対応しており、点在する資産の情報を効率的に分類し、データベースで一元管理することができる。計上プロセスの標準化により、会計年度をまたがって内容の一貫性を保つことも可能。
  • 同システムで算出したデータは、既存の固定資産、賃貸借資産の管理システム、会計システムと連携しているほか、2011年度以降の計上内容の見直しについても、顧客による定常運用をサポートする。
  • システム内で個別資産ごとの情報を蓄積しており、IFRSの完全適用に向け、構成要素別のコンポーネントアプローチによる資産の識別や、経済的耐用年数の見直しなど、現段階から情報の整備を進めることが可能。

AROptimizerはパッケージ版で販売提供され、初期費用(ライセンス料、インストール・教育費等を含む)が350万円から、年間保守費用が100万円から。1カ月から3カ月と、短期間でのシステム導入が可能。

機能一覧として以下が挙げられている。

  • HD・親会社経理部門向け機能
    • 【固定資産情報/賃借資産情報からの評価対象資産の抽出】:固定資産/賃借資産の一括登録機能・登録結果の確認機能、評価対象資産の抽出(スクリーニング)機能
    • 【債務性評価に必要な情報の収集】:情報提供依頼機能、情報収集状況の確認機能
    • 【債務ごとの見積り額の計算】:見積り一括登録機能
    • 【債務ごとの将来キャシュフローと現在価値の計算/会計処理】:債務計上機能(個別・一括)
    • 【レポーティング】:資産除去債務レポート出力機能 
       
  • グループ会社経理部門/環境・施設管理部門向け機能
    • 【固定資産情報/賃借資産情報からの評価対象資産の抽出】:固定資産の個別登録機能
    • 【債務性評価に必要な情報の収集】:債務情報の一括登録機能
    • 【債務ごとの見積り額の計算】:見積り個別登録機能 
       
  • 事業部門向け機能
    • 【債務性評価に必要な情報の収集】:債務情報の個別登録機能
       

「AROptimizer」
http://www.mizuho-ir.co.jp/solution/corporation/backoffice/finance/property/aroptimizer/

「IFRS対応ソリューション」
http://www.mizuho-ir.co.jp/solution/ifrs.html

みずほ情報総研
http://www.mizuho-ir.co.jp/

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